全体市場安の流れもあって、前日(2月8日)に2016年3月期の第3四半期決算を発表したクルーズ<2138>が3日ぶりに大幅反落する展開となっている。第3四半期累計で18.3%の営業減益となったことを嫌気する格好で、減益幅縮小も想定の範囲内とみる向きが多いようだ。
ただ、同社の決算内容の詳細を見てみると、四半期ごとの業績の変化率の大きさに注目しておく必要がありそう。特にインターネットコンテンツ事業においてネイティブゲームの売り上げが急増していることは見逃せない。第2四半期からの『エレメンタルストーリー』の貢献に加え、この第3四半期からは『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』も本格的に業績に貢献してきており、ネイティブゲームの売り上げは前期末の1億5700万円から14.6倍と23億300万円まで拡大している。
また、売り上げに比べると増加が少なく見える営業利益についても『エレメンタルストーリー』を中心に積極的な広告宣伝を行っており、前四半期比で3億円の宣伝費を積み増した上での数字ということになる。インターネットコンテンツ事業が過去数年と明らかに違った成長フェーズに入ったことは評価しておきたいポイントと言えそうだ。
なお、同社は現在、発表済みの『アヴァロンΩ』に加え、版権を活用したネイティブゲームをもう1本開発中であることも発表している。
ただ、同社の決算内容の詳細を見てみると、四半期ごとの業績の変化率の大きさに注目しておく必要がありそう。特にインターネットコンテンツ事業においてネイティブゲームの売り上げが急増していることは見逃せない。第2四半期からの『エレメンタルストーリー』の貢献に加え、この第3四半期からは『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』も本格的に業績に貢献してきており、ネイティブゲームの売り上げは前期末の1億5700万円から14.6倍と23億300万円まで拡大している。
また、売り上げに比べると増加が少なく見える営業利益についても『エレメンタルストーリー』を中心に積極的な広告宣伝を行っており、前四半期比で3億円の宣伝費を積み増した上での数字ということになる。インターネットコンテンツ事業が過去数年と明らかに違った成長フェーズに入ったことは評価しておきたいポイントと言えそうだ。
なお、同社は現在、発表済みの『アヴァロンΩ』に加え、版権を活用したネイティブゲームをもう1本開発中であることも発表している。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138