ガーラ、3Qは3.9億円の営業赤字を計上…『ダンジョンズアンドゴルフ』のサービス終了などで特損を計上 『アーケイン』のライセンスを取得

ガーラ<4777>は、2月12日、2016年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高3億5800万円(前年同期比28.0%減)、営業損益3億9000万円の赤字(前年同期2億2700万円の赤字)、経常損益3億9200万円の赤字(同1億9700万円の赤字)、四半期純損益4億1500万円の赤字(同2億300万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
 

第3四半期期間において、スマートフォンアプリ事業のゲームアプリ『Dungeons&Golf』(ダンジョンズアンドゴルフ)のダウンロードサービスの終了に伴う約3200万円の損失を計上したほか、子会社Gala Lab Corp.(韓国)が2014年8月29日にライセンス契約を締結したスマートフォンゲームアプリ『KittyRush』(キティラッシュ)の開発会社の閉鎖に伴う約600万円を損失として計上した。

各セグメントごとの状況(内部取引を含む)は以下の通り。

①日本…売上高7521万円(前年同期比41.9%減)、セグメント損益2億6925万円の赤字(前年同期1億4630万円の赤字)
子会社ガーラジャパンが6月から『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信を開始した。しかし、第2四半期期間からダウンロード数や売上高は低調な推移となっている。

また、ガーラウェブの全株式を2015年4月23日にトライベック・ストラテジーに譲渡したことにより、連結から除外したため、ガーラウェブのその他事業売上高の計上が無くなり、当社が保有するゲームキャラクターに関する知的財産権により、『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』のロイヤリティ収入が増加したものの、日本セグメントの売上高は減少した。

なお、2015年10月15日に韓国のPlayWorks Corporationが開発したリアルタイム本格的MMORPGスマートフォンゲームアプリ『Arcane(アーケイン)』の英語版及び日本語版のライセンスを取得し、第3四半期期間からガーラジャパンが日本語版の配信に向けて準備を行っている。

②韓国…売上高3億3599万円(前年同期比22.7%減)、セグメント損益1億2396万円の赤字(前年同期8896万円の赤字)
オンラインゲーム事業で主力ゲームの『Flyff Online(フリフオンライン)』及び『Rappelz(ラペルズ)』のユーザーへのアイテム販売減少によるロイヤリティが減収したほか、ライセンス期間終了によるライセンスフィーの減収などから大幅に売上高が減少した。また、スマートフォンアプリ事業では、『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信開始に伴い、ロイヤリティ収入(内部取引)が増加した。


なお、同社は、スマートフォンアプリ事業におけるアプリの開発やダウンロード配信が予定どおりに進まない可能性や、ダウンロード配信開始後のアプリによる課金収入の予測が極めて困難であることや、オンラインゲーム事業における、既存タイトルのバージョンアップによる業績予想が極めて困難であることから、業績予想を開示していない。
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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