【連載】『消滅都市』元世界王者の消滅亭やまはんがランキングイベントを総括ー第5回「天使の微笑み」総合トップ100の人気タマシイを発表

ドラマチックアクションRPGとして人気を博し、現在、600万ダウンロードを突破した『消滅都市』。同タイトルにおいて、2015年4月に行われた初のオフラインイベント「第1回 公式全国大会 ニコニコ超会議杯」で優勝したトッププレイヤー「消滅亭やまはん」が、ゲーム内で定期的に行われているランキングイベントの結果からキーとなったポイントを分析していく。
Wright Flyer Studiosの『消滅都市』において、2月9日~2月14日の期間、開催されていたランキングイベント「天使の微笑み」。本稿では、今回のイベントにおいて「総合トップ100」で使われたタマシイや、ランキングを通しての総括をしていく。


■イベント期間
2016年2月9日(火)20:00~2月14日(日)22:59

●ランキングイベントとは?
期間限定で開催される特別クエスト。クリア時に獲得できる「スコア」で、自身の割り振られたグループや、全国のユーザーと競い合うイベントとなっている。獲得したスコアや、最終的なグループ順位に応じて、「フクザワ」や限定タマシイをゲットするために必要な「ガチャ券」などの報酬が手に入る。なお、今回は1グループ400人前後での開催となった。


■倍率の高さよりも、安定したダメージソースがキーポイントに

まずは、今回「総合トップ100」の中で使われていたリーダータマシイをチェック。

・「総合トップ100」人気リーダータマシイランキング


1位(60票)    ジェノサイドプリンセス スミレ
2位(24票)    第六天魔王 織田信長
3位(17票)    ナイルの女帝 クレオパトラ

(計101票)
※ゲーム内の「総合トップ100」では、101位まで表示されているため101人分で集計

60票を獲得して1位に輝いた「ジェノサイドプリンセス スミレ(以下、スミレ)」から、3位の「ナイルの女帝 クレオパトラ(以下、クレオパトラ)」まで、闇属性タマシイの攻撃力を2.5倍以上にしたうえで、残りHPやチェイン数によって倍率が左右されない常時発動型のリーダースキルを持つタマシイの人気が高いランキングとなった。





要因としては、初戦の「エースチアリーダー マリナ」が2ターン目に大ダメージ攻撃、またはHPが75%以下になったときの行動変化で、こちらに残っているHPの50%の割合ダメージを放ってくることが挙げられる。スミレには「HP半分以上で致死ダメージを受けても1度だけ耐える」、クレオパトラには「闇属性タマシイのHPを1.2倍にする」と、それぞれ対策となる効果がリーダースキルに備わっていたことも使用者増加に繋がったのではないだろうか。

一方、リーダースキルの発動条件にHPMAXや80%以上の維持が絡むものは発動が難しく、チェイン数で攻撃力の倍率が上昇していくタイプのタマシイは初速に悩まされた結果、クリアタイムや終了時のチェイン数が上手く噛み合わず、最終的なスコアが伸びなかったといえるだろう。また、これらのタマシイにはスミレやクレオパトラのように大ダメージの対策となる効果がリーダースキルに付与されていないため、敵からの攻撃に耐えられる編成となるとHPを上げざるを得ず、サブで使用するタマシイが限られてしまうのも痛かった。


■連続で大ダメージを与えられるスキルが人気 砲台は誰がお好み?

続いて、「総合トップ100」の中で使われていたサブタマシイをチェック。

・「総合トップ100」人気サブタマシイランキング


1位(101票)     超存在 タイヨウ
2位(98票)    死神 スズメバチ
3位(90票)    神業ブレイカー チハル
4位(53票)    夢幻の少女 アリス
5位(32票)    蜘蛛神の化身 ユラ
6位(13票)    紫電清霜の流鏑馬 カオル
7位(9票)      ドリームワールド ユア
8位(3票)      雀鬼 マサト
9位(各1票)   ナイルの女帝 クレオパトラ
          花に愛されし家元 サユリ
          水中の魔術師 リョウスケ
          一流コンシェルジュ ヒロ
          死神を降ろした少女 サユ

(計404票)
※ゲーム内の「総合トップ100」では、101位まで表示されているため101人分で集計

続いてサブタマシイは、総合トップ100にランクインした101人全員が編成に組み込んでいた「超存在 タイヨウ(以下、タイヨウ)」が1位を獲得。2位の「死神 スズメバチ(以下、スズメバチ)」や、3位の「神業ブレイカー チハル(チハル)」も使用者が約9割以上を占めたことから、残る一枠の部分で、「自分の攻撃力×○倍の闇属性攻撃」のスキルを持つタマシイの中からどのキャラを選んだかに違いが表れるランキングとなった。

そんな中、攻撃スキルを持つタマシイの中で使用者が多かったのは、上から順に「夢幻の少女 アリス(以下、闇アリス)」(53票)、「蜘蛛神の化身 ユラ(以下、ユラ)」(32票)、「紫電清霜の流鏑馬 カオル」(13票)、「ナイルの女帝 クレオパトラ」(1票)、「死神を降ろした少女 サユ」(1票)。最も大きな特徴は、闇アリスやユラのスキルは2回連続で威力の高い攻撃を放てるという点だ。




ユラについては、追加攻撃が可能なのはBOSS戦のみに限られてしまうが、相手の防御力が苦にならない敵であれば、実質8倍のダメージを与えられるのはダメージ源としてかなり大きい。加えて、今回のランキングでは、防御力の高い3戦目の「おもてなしメイド ミヤ」をこれらのキャラで突破することができたのも要因のひとつとなっている。


■ランキングイベント「天使の微笑み」を筆者が総括

今回のランキングでは、リーダー、もしくはフレンドに織田信長を選択すれば、一定時間攻撃力をアップさせる役割を担えるため、サブに攻撃力アップのスキルを持つタマシイを編成する必要がなかった。また、織田信長の攻撃力アップスキルは、回数ではなく時間で効果を発揮するため、大ダメージ攻撃を複数回放つ闇アリスやユラとタイミングを合わせて使うのに相性が良かったと見られる。

また、先述した通り、タイヨウ、スズメバチ、チハルについては大半のトップランカーが編成に組み込んでいたため、よりスコアを伸ばすとなると、飛翔やチェインアップのスキルを使用するポイントがカギとなっていたのではないだろうか。

特に、BOSSの「戦場の天使 ナイチンゲール」は、先制攻撃の後、ステージ召喚を行ってくるため、如何にこれを受けずに連続してフィーバーに入り、敵のHPを削り切るかが明暗を分けた。ここでステージ召喚された走路には、回復スフィアしか配置されていないので攻撃できないことはもちろん、抜けるまでにかなりの時間を要する設計となっていた。そのため、ステージ召喚を受けたか受けなかったかの差は、クリアタイムにも顕著に表れたはずだ。

そういった意味で、今回のランキングは、最終局面を理想的に戦うために、それまでにスキルを温存したり、チェイン数を調整したりと、逆算で考えていくことがより重要なポイントとなっていたと言えそうだ。

 

■著者 : 消滅亭やまはん
「寝ても覚めても『消滅都市』」をモットーに生きるプレイヤー兼編集者。『消滅都市』歴1年8ヶ月。ゲームを始めてすぐに「伝説の刑事 リョウコ」に出会い、恋に落ちる。その後、「第1回 公式全国大会 ニコニコ超会議杯」で優勝し、「唯一帝 ナポレオン」を所持する世界で唯一のプレイヤーとなった。

■バックナンバー
第1回「コール ミー クイーン!」総合トップ100の人気タマシイを発表
第2回「守るために ver.1.1」総合トップ100の人気タマシイを発表
第3回「最高の笑顔を」総合トップ100の人気タマシイを発表
第4回「おひるね猫奇譚」総合トップ100の人気タマシイを発表


 
■『消滅都市』
  

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会社名
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2014年2月
代表者
代表取締役社長 柳原 陽太
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