【速報】エイチーム、2Qは46%増収ながら35%営業減益に…『三国大戦スマッシュ!』の大型プロモが影響 プロモ効果で売上高はQonQでも2ケタの伸びに

エイチーム<3662>は、3月11日、2016年7月期の第2四半期累計(8~1月)の連結決算を発表、売上高100億3100万円(前年同期比46.3%増)、営業利益6億6500万円(同35.0%減)、経常利益6億600万円(同42.9%減)、四半期純利益3億800万円(同54.8%減)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①エンターテインメント事業…売上高55億504万円(前年同期比62.0%増)、セグメント利益9億8977万円(同5.6%減)
スマートフォンアプリは、2014年12月にリリースした『ユニゾンリーグ』、2013年5月にリリースした『ダービーインパクト』と2015年3月にリリースした『三国大戦スマッシュ!』が好調に推移し、売上高は前年同期比で大幅に増加した。

一方で、『三国大戦スマッシュ!』は8ヵ月にわたる改修を経て、2015年11月より大規模な広告投資を実施したこともあり、エンターテインメント事業のセグメント利益が前年同期比で減少した。

②ライフスタイルサポート事業…売上高45億2670万円(同30.9%増)、セグメント利益5億5181万円(同53.5%増)
引越し関連事業「引越し侍」や自動車関連事業「ナビクル」は継続して業界トップシェアを維持した。「すぐ婚navi」を中心としたブライダル関連事業は、ブランディング強化・周辺サービスの拡充・サービスの品質向上等の施策が功を奏し、過去最高の四半期売上を達成した。

「引越し侍」及び自転車通販サイト「cyma-サイマ-」は3月、4月の繁忙期に向けて体制を強化するなど、着実に準備を進めた。金融メディア事業「ナビナビキャッシング」は5月の繁忙期に向け、効率的な運用を進めながら、サービスの品質向上に注力した。車査定・車買取サイト「ナビクル」を中心とした自動車関連事業は、提携事業者の広告費の変動など、業界動向の影響を受け、売上が減少したが、引き続き効率的な運用を進めながら、周辺サービスの拡充に注力した。

■プロモーション強化でQonQでは大幅増収ながら大幅減益に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比17.6%増の54億2100万円、営業利益は同72.1%減の1億4500万円、経常利益は同77.1%減の1億1300万円、四半期純利益は同94.2%減の1700万円となった。同社は第1四半期決算発表時に『三国大戦スマッシュ!』のプロモーション強化を図るとし、QonQでの大幅減益予想を打ち出していたが、売上高・営業利益・経常利益は予想対比で上ブレ、四半期純利益は予想対比で下ブレという結果になっている。
 

■通期予想は据え置き
なお、2016年7月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高200億円(前期比26.4%増)、営業利益21億円(同0.6%増)、経常利益21億円(同3.0%減)、当期純利益14億円(同2.8%増)の見込み。
 
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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