【インタビュー】DeNA、『プロ野球ロワイヤル』のナビゲートキャラに抜擢された稲村亜美さんってどんな人? 野球少女のルーツに迫る!
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が配信する、スマートフォン向け球団経営プロ野球シミュレーションゲーム『プロ野球ロワイヤル』。
本作は、プレイヤーがプロ野球チームのGM(ゼネラルマネージャー)となり、街づくり、人事・編成、育成、試合とプロ野球の球団経営を行う、地域密着型のシミュレーションゲームだ。複数のプレイヤーでマッチングされたリーグでシーズン143試合を戦って頂点を競うことはもちろん、ドラフトでの選手獲得競争など、「人間同士ならでは!」の刺激的で緊迫したゲームが楽しめる。
そんな『プロ野球ロワイヤル』に、昨年、トヨタ「G’s Baseball Party」のCMで豪快なスイングを披露して話題となった、タレントの稲村亜美さんが登場する。稲村さんは、イベントリポーターとして登場し、ゲーム内イベントが実施されるときにユーザをサポートしてくれる。
今回は、形だけでなく、実際に小学生の頃から9年間もの野球経験があり、中学生時代にはシニアリーグにまで在籍して硬式野球をしていたという稲村さんにインタビューを実施。稲村さんが『プロ野球ロワイヤル』に出演するきっかけとなった"野球"との関わりや、野球に掛ける想いを伺ってきた。
▲タレントの稲村亜美さん。
■野球に明け暮れた9年を振り返る 「神スイング」の原点がここに?
――:まず始めに、野球を始められたきっかけをお伺いしてもよろしいでしょうか。
稲村亜美さん(以下、稲村):元々2人の兄が野球をしていたので、その試合を見に行く中で母に勧められたこともあり、自然と自分も始めていました。
――:最初は軟式野球からですか?
稲村:小学生の頃は軟式野球です。中学に入ってからはリトルシニアで硬式野球を始めました。
――:ポジションはどこを守られていたのでしょうか。
稲村:ピッチャーとファーストです。小学生の頃はキャプテンをしていて、一人で完投することもありましたが、リトルシニアでは1回のみという起用が多かったです。
――:その頃から変化球も投げられたりしていたのでしょうか?
稲村:当時は、チェンジアップや曲がらないカーブを投げていましたね(笑)。今は投げ方を忘れてしまったので、スライダーしか覚えていないです。小学生の頃は、変化球を投げることがルールとして禁止されていたので、リトルシニアに入ってからですね。
――:球種が3つも……!
稲村:でも、元々ストレートがスライダー回転気味なので。
――:それだけ多彩なピッチングができたなら、ノーヒットノーランや完全試合を達成されたこともあるのでは?
稲村:小学生のときにありました。常に「打たせない!」という気持ちで投げていました。
▲グローブから自然に人差し指を出すところも様になっている。
――それは凄い。バッティングの方はいかがだったのでしょうか。
稲村:小学生の頃こそ3番で打っていましたが、7番辺りになったこともありますし、あまり得意ではないですね。
――:では、逆に得意だったことを教えていただいてもよろしいでしょうか。
稲村:ショートバウンドの補給が得意で、ファーストを踏んでからゲッツーを取るのが好きでした。自分でベースを踏めるのは安心感がありますよね。
――:お話を聞いていると、かなり野球に没頭されていたことが伺えるのですが、その中でも辛かった思い出はありますか?
稲村:とにかく走ったことと、筋トレが辛かったです。休みの日は集合時間の一時間前に10km走っていました。それから練習だったので、かなり厳しかったですね。あとは、試合に負けたときにグラウンドの周りを延々と走ったり……。
――:ランニングと筋トレ以外には、どういった練習が印象に残っていますか?
稲村:ボールを2つ使って行う、内野でのボール回しですね。ミスをすると腹筋や腕立のペナルティがあったのですが、すぐに球が回って来るので大変でした。
――:反対に、野球をしていて良かったと思うことはありますか?
稲村:人付き合いが上手くなりました(笑)。社交的になれるのと、男の人しかいない環境なので、男女関係なく喋れます。
――:チームの連携が大事なスポーツならではという感じがしますね。一体、野球のどういった部分にそこまで惹かれたのでしょうか。
稲村:試合をするのが本当に楽しかったです。勝つか負けるか、最後まで結果が分からないところに惹かれました。大事なのは最後まで諦めないことです。
■打って打って打ちまくれ! GM・監督「稲村亜美」の稲村JAPANが完成
――:今回、『プロ野球ロワイヤル』というスマートフォン向けのゲームに出演されるとのことですが、普段からゲームは遊ばれますか?
稲村:空いた時間に『LINE:ディズニー ツムツム』を遊んだりはしています。
――:『プロ野球ロワイヤル』は、球団経営が軸になるゲームですが、もし自分がGMや監督になるとしたら、どういった方針でチーム作りを行いますか?
稲村:打力中心のチームにします。そのうえで、チャンスを活かしてくれる選手を使います。
――:コツコツと攻める野球はしないと。
稲村:あまりしたくはないですね。ただ、絶対に1点が欲しいときはバントの指示も出します。
――:では、各球団の現役選手でチームを作るとしたら、どういうチームにしたいですか?
稲村:エースは、北海道日本ハムファイターズの大谷選手。「凄い」という言葉だけでは表し足りないぐらい良いピッチャーです。中継ぎは東北楽天ゴールデンイーグルスの則本選手で、抑えは横浜DeNAベイスターズの山﨑選手。特に山﨑選手は、昨年、侍JAPANに選出されたときにベースカバーでファーストへ全力ダッシュしているところを見て良いと思いました。則本選手にも通じますが、全力プレイの選手を見ると「良いな」と思います。
――:野手陣はいかがでしょうか?
稲村:捕手は東北楽天ゴールデンイーグルスの嶋選手、ファーストは埼玉西武ライオンズの中村選手、ショートに阪神タイガースの鳥谷選手……あ、でもそれだとセカンドに東京ヤクルトスワローズの山田選手を入れたいので背番号が「1」で被っちゃいますね。
――:その場合、鳥谷選手の方が先輩なので背番号「1」になりますね。
稲村:サードは、まだ若いですが期待も込めて読売ジャイアンツの岡本選手を入れます。外野は、レフトに千葉ロッテマリーンズの清田選手、センターに福岡ソフトバンクホークスの柳田選手、ライトに中日ドラゴンズの平田選手ですね。
▲ほかに、埼玉西武ライオンズの秋山選手や福岡ソフトバンクホークスの中村選手も選びたかったと悩む稲村さん。
――ちなみに、稲村さん自身はどのようなタイプの選手に憧れますか。
稲村:自分が打てないバッターだったので、ヒットを打てるバッターになりたいです。
――:理想とする選手はいますか?
稲村:プロの方々はみなさん上手すぎるので、私はまだまだ目指すレベルにも達していないですね。
■夢はゲーム内だけでなく現実でもリポーターに!
――:この先の夢をお聞かせいただいてもよろしいですか?
稲村:今、こうやってスポーツ関係のお仕事をさせていただいているので、これからも、選手の特徴を捉えて、野球の素晴らしさを伝えられるリポーターの仕事をしたいです。女性で野球をしている方は少ないと思うので、自分の野球経験を踏まえたうえで、自分にしかできないようなリポートで野球の良さを伝えていきたいですね。
――:野球中継で稲村さんのリポートを見られる日を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
(取材・文:編集部 山岡広樹)
■『プロ野球ロワイヤル』
※予定は予告なく変更になる場合があります。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432