セガサミーHD、16年3月期はデジタルゲームが9億円の営業赤字に スマホ向け一部新作やアジア向けの不振で パッケージゲーム、AM機器・施設、映像・玩具が好調【追記】
セガサミーホールディングス<6460>は、この日(5月13日)、2016年3月期決算の補足資料を発表し、PCオンラインゲームやスマートデバイス向けゲームを配信する「デジタルゲーム」の売上高が前の期比2.1%減の539億円、営業損益が9億円の赤字(前の期は80億円の黒字)となり、通期でも赤字転落したことが明らかになった。
同社では、決算短信において、『ファンタシースターオンライン2』をはじめ、『チェインクロニクル ~絆の新大陸~』、『ぷよぷよ!!クエスト』、『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』などの主力タイトルが堅調だったものの、アジア向け『Football Manager Online』の韓国展開や一部スマートデバイス向けタイトルが当初想定していた評価を受けることができなかった、としている。そのため、想定を下回ったゲームタイトルについては資産の価値を見直したという。また、新作タイトルの増加に伴う広告宣伝費などの費用増加も影響したようだ。
他方、家庭用ゲームソフトを中心とするパッケージゲームについては売上高が10.7%減の423億円にとどまったが、構造改革施策の効果により、27億円の営業赤字から24億円の営業黒字に大幅に収益が改善した。同様にアミューズメント機器も39億円の赤字から1億円の赤字に、アミューズメント施設も9億円の黒字から18億円の黒字、映像・玩具も17億円の赤字から6億円の黒字にそれぞれ収益性を改善させていることがわかる。
なお、2017年3月期は売上高が前期比23.9%増の565億円、営業利益が80億円と増収・黒字転換を見込む。上期から19億円の営業黒字となる見通しだが、下期だけで61億円と下期の比重が高くなっている。
(注) 2017年3月期よりエンタテインメントコンテンツ事業に含まれる一部事業を遊技機事業に移管するとのこと。[]内の数字は、内訳変更後の数字となる。
同社では、決算短信において、『ファンタシースターオンライン2』をはじめ、『チェインクロニクル ~絆の新大陸~』、『ぷよぷよ!!クエスト』、『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』などの主力タイトルが堅調だったものの、アジア向け『Football Manager Online』の韓国展開や一部スマートデバイス向けタイトルが当初想定していた評価を受けることができなかった、としている。そのため、想定を下回ったゲームタイトルについては資産の価値を見直したという。また、新作タイトルの増加に伴う広告宣伝費などの費用増加も影響したようだ。
他方、家庭用ゲームソフトを中心とするパッケージゲームについては売上高が10.7%減の423億円にとどまったが、構造改革施策の効果により、27億円の営業赤字から24億円の営業黒字に大幅に収益が改善した。同様にアミューズメント機器も39億円の赤字から1億円の赤字に、アミューズメント施設も9億円の黒字から18億円の黒字、映像・玩具も17億円の赤字から6億円の黒字にそれぞれ収益性を改善させていることがわかる。
なお、2017年3月期は売上高が前期比23.9%増の565億円、営業利益が80億円と増収・黒字転換を見込む。上期から19億円の営業黒字となる見通しだが、下期だけで61億円と下期の比重が高くなっている。
(注) 2017年3月期よりエンタテインメントコンテンツ事業に含まれる一部事業を遊技機事業に移管するとのこと。[]内の数字は、内訳変更後の数字となる。
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460