2016年3月に四半期・期末を迎えたゲーム関連企業の決算発表を一覧としてまとめた。並び方は50音順となっている。決算発表の詳細は、その企業の決算短信や決算説明会資料などを参照してほしい。
なお、決算期恒例のまとめ記事はあらためて後日掲載する予定だ。
アエリア<3758>は、5月13日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高14億3500万円(前年同期比4.0倍)、営業損益3400万円の赤字(前年同期1億4500万円の赤字)、経常損益4100万円の赤字(同1億3800万円の赤字)、四半期純損益1600万円の赤字(同1億5400万円の赤字)となった。売上高は大きく膨らみ、各利益項目の赤字幅は前年同期比で縮小した。
なお、2016年12月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上高60億円(前期比43.3%増)、営業利益3億円、経常利益4億円、当期純利益2億円を見込んでいる。
アカツキ<3932>は、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高59億円(前年同期比37.0%増)、営業利益21億円(同271.8%増)、経常利益19億円(同232.4%増)、最終利益11億円(同201.7%増)と大幅な増益を達成した。
2017年3月期は、売上高70~100億円(前期比17.6~67.9%増)、営業利益20~40億円(同6.8%減~86.3%増)、経常利益20~40億円(同1.3~102.6%増)、最終利益14~28億円(同25.8~151.7%増)を見込む。
アクセルマーク<3624>は、5月10日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高12億5700万円(前年同期比24.7%減)、営業損益8100万円の赤字(前年同期2200万円の赤字)、経常損益8400万円の赤字(同2600万円の赤字)、四半期純損益8500万円の赤字(同4900万円の赤字)となった。
なお、業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第2四半期期間(1~3月)は、売上高が前四半期比1.1%増の6億3200万円で、各利益項目は赤字幅が拡大した。しかし、第3四半期業績予想から第3四半期期間(4~6月)の業績予想を計算してみると、売上高は前四半期比90.3%増の12億300万円、各利益項目は大幅な黒字転換の見通しとなっている。
イグニス<3689>は、5月13日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高26億1000万円(前年同期比5.1倍)、営業利益8億4400万円(前年同期2億4200万円の赤字)、経常利益8億3900万円(同2億7300万円の赤字)、四半期純利益8億94000万円(同3億1100万円の赤字)と大幅な黒字転換を達成した。
業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期比2.4%減の12億8900万円、営業利益は同6.4%増の4億3500万円となった。ほぼ同水準での横ばい推移と見るのが妥当なところだろう。
なお、2016年9月期通期の予想については、4月25日に予想の上方修正を発表しており、売上高47億円(前期比94.3%増)、営業利益10億円(前期3800万円の赤字)、経常利益10億円(同1億4800万円の赤字)、当期純利益9億円(同3億600万円の赤字)の見込み。
エイティング<3785>は、5月9日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、売上高は8億9300万円、営業損益1億7400万円の赤字、経常損益1億7700万円の赤字、四半期純損益1億8400万円の赤字と赤字決算での着地となった。2月に発表した業績予想修正の数字からは売上高が未達、各利益項目は赤字幅が拡大した。
なお、2016年9月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高22億8500万円(前期比40.5%増)、営業利益3500万円、経常利益2800万円、当期純利益6700万円の見込み。
Aiming<3911>は、4月28日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表、売上高23億6900万円(前年同期比26.9%減)、営業利益3億2600万円(同74.0%減)、経常利益3億3500万円(同73.2%減)、四半期純利益2億1500円(同73.4%減)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比14.7%減ながら、営業利益は7.8倍、経常利益は6.9倍、四半期純利益は2.0倍と利益率が回復した。
なお、第2四半期累計(1~6月)の連結業績予想は、売上高44億6900円(前年同期比30.1%減)、営業利益1億7000万円(同92.3%減)、経常利益1億7900万円(同91.9%減)、四半期純利益1億1900万円(同91.6%減)の見込み。ちなみにQonQでは11.9%の減収、各利益項目は赤字計上の見通しとなっている。
エクストリーム<6033>は、2016年3月通期の単独決算を発表し、売上高24億0300万円(前の期比44.1%増)、営業利益1億8800万円(同1.7%増)、経常利益1億8500万円(同5.5%増)、最終利益1億2000万円(同9.7%増)だった。
2017年3月期の連結は、売上高34億4100万円(前期比43.2%増)、営業利益3億2600万円(同73.2%増)、経常利益3億2700万円(同76.3%増)、最終利益2億1000万円(同74.8%増)を見込む。ウィットネストを買収したことで連結決算に移行する。
enish<3667>は、4月27日、第1四半期(2016年1~3月期)の決算は、売上高12億7100万円(前年同期比16.4%減)、営業損益4100万円の赤字(前年同期1億5000万円の赤字)、経常損益4300万円の赤字(同1億5200万円の赤字)、最終損益4300万円の赤字(同1億0700万円の赤字)だった。
前四半期との比較では、売上高は1.5%減と減ったものの、損益面は改善した。営業損益は1億7100万円の赤字から4100万円の赤字、経常損益は2億0200万円の赤字から4300万円の赤字、最終損益は2億2600万円の赤字から4300万円の赤字に縮小した。
オルトプラス<3672>は、5月12日、第2四半期累計(15年10月~16年3月期)の連結決算を発表し、売上高13億3600万円(前年同期比3.3%減)、営業損益3億5700万円の赤字(前年同期3億9100万円の赤字)、経常損益3億7700万円の赤字(同3億8800万円の赤字)、最終損益7億4800万円の赤字(同3億6500万円の赤字)だった。
第2四半期(16年1~3月期)の業績を見ると、売上高7億2000万円(前四半期比16.9%増)、営業損益1億3200万円の赤字(前四半期2億2500万円の赤字)、経常損益1億4900万円の赤字(同2億2800万円の赤字)、最終損益5億0300万円の赤字(同2億4500万円の赤字)だった。
カプコン<9697>は、5月9日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高770億2100万円(前々期比19.8%増)、営業利益120億2900万円(同13.7%増)、経常利益113億4800万円(同4.6%増)、当期純利益77億4500万円(同17.1%増)と増収増益での着地となった。
なお、2017年3月期通期の業績予想は、売上高850億円(前期比10.4%増)、営業利益136億円(同13.1%増)、経常利益133億円(同17.2%増)、当期純利益90億円(同16.2%増)の見込み。
カヤック<3904>は、5月13日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高11億4300万円、営業利益1億2300万円、経常利益1億5100万円、四半期純利益9900万円となった。前期の第4四半期期間より連結決算に移行したため、前年同期比較はないが、売上高は通期計画に対する進捗率で22.4%、営業利益は23.8%、経常利益は28.4%、四半期純利益は30.0%となっている。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.3%増、営業利益は同16.9%減、経常利益は同2.6%減、当期純利益は同7.5%減となった。事業領域の拡大に向けた先行投資がやや利益率を押し下げたものと思われる。
なお、2016年12月期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高51億円(前期比37.6%増)、営業利益5億1500万円(同31.1%増)、経常利益5億3000万円(同33.9%増)、当期純利益3億3000万円(同26.3%増)の見込み。
ガーラ<4777>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高4億6400万円(前年同期比32.2%減)、営業損益4億2600万円の赤字(前年同期2億8800万円の赤字)、経常損益4億4700万円の赤字(同2億5900万円の赤字)、当期純損益4億7000万円の赤字(同2億7100万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
第1四半期連結会計期間に『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信開始により、売上高が一時的に増加したものの、オンラインゲーム事業のアイテム販売やロイヤリティ収入が全地域で減少傾向が継続したため、売上高が減少した。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、4月28日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高316億9900万円(前年同期比29.0%減)、営業利益141億3400万円(同40.3%減)、経常利益139億6500万円(同41.3%減)、四半期純利益91億9700万円(同39.2%減)と大幅減収減益での着地となった。前年同期は、コラボ企画などにより、2月に過去最高売り上げを達成してた反動に加え、スマートフォン向けゲーム市場の飽和などにより売り上げが減少した。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は9.7%減と4四半期連続の減収ながら、営業利益は4.2%増、経常利益は3.1%増、四半期純利益は48.8%増と4四半期ぶりの増益に転じた。
KLab<3656>は、5月10日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高48億2000万円(前年同期比14.5%減)、営業損益7000万円の赤字(前年同期10億1900万円の黒字)、経常損益4億3500万円の赤字(同10億100万円の黒字)、四半期純損益4億1300円の赤字(同4億2500万円の黒字)と赤字転落した。
業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期比11.0%増と増収となった。これは『スクフェス』が「μ'sic Foreverキャンペーン」の実施で売上を伸ばしたためと思われる。一方、営業損益はわずかに赤字幅が縮小したものの、経常損益と四半期純損益は赤字幅が大きく拡大した。これは為替差損の影響によるものと言えそうだ。
なお、同社は2016年12月期の連結業績予想については非開示とし、第2四半期累計期間(1~6月)の業績予想のみを開示。第2四半期累計期間は、売上高83億2000万円(前年同期比20.3%減)、営業損益3億7000万円の赤字、経常損益8億8500万円の赤字、四半期純損益8億5100万円の赤字と赤字幅が拡大する見通し。
グリー<3632>は、4月28日、2016年6月期の第3四半期累計(7~3月)の決算を発表、売上高542億円(前年同期比24.2%減)、営業利益120億円(同25.0%減)、経常利益110億円(同44.6%減)、最終利益63億円(前年同期25億円の赤字)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比13.2%減、前年同期比51.8%減の168億円、営業利益は同3.7%減、同12.7%減の36億円、経常利益は同19.4%減、同23.5%減の25億円、四半期純利益は同11.1%減、同2.4%減の14億円となっている。
なお、2016年6月期通期の予想については、4月24日に修正予想を発表しており、売上高700億円(前期比24.3%減)、営業利益140億円(同30.8%減)、経常利益125億円(同50.0%減)、当期純利益115億円(前期103億円の赤字)を見込んでいる。
クルーズ<2138>は、本日(5月12日)、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高277億円(前期比33.3%増)、営業利益24億円(同4.5%増)、経常利益24億円(同2.1%増)、最終利益15億円(同11.7%増)と増収増益となった。
第4四半期の業績を見ると、売上高71億9300万円(前四半期比17.9%減)、営業利益9億3900万円(同13.3%増)、経常利益9億2400万円(同12.8%増)、最終利益6億3000万円(同5.2%増)だった。
コーエーテクモホールディングス<3635>は、4月28日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高383億3200万円(前期比1.4%増)、営業利益110億6900万円(同14.7%増)、経常利益157億5500万円(同16.1%増)、当期純利益108億5500万円(同15.1%増)となった。第3四半期までの進捗と比べ、売上高と営業利益が前年同期比プラスに転じ、6期連続の最高益更新となった。
なお、2017年3月期通期の予想は、売上高420億円(前期比9.6%増)、営業利益115億円(同3.9%増)、経常利益160億円(同1.6%増)、当期純利益110億円(同1.3%増)を見込む。
コナミホールディングス<9766>は、5月10日、2016年3月期通期の連結決算(IFRS)を発表、売上高2499億円(前年同期比14.6%増)、営業利益246億円(同61.2%増)、税引前利益237億円(同40.1%増)、最終利益105億円(同6.0%増)となった。
なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高2100億円(前期比16.0%減)、営業利益250億円(同1.3%増)、税引前利益240億円(同1.0%増)、最終利益150億円(同42.6%増)の見込み。
コロプラ<3668>は、4月27日、第2四半期累計(15年10月~16年3月期)の単独決算を発表し、売上高454億円(前年同期比37.7%増)、営業利益204億円(同35.3%増)、経常利益202億円(同32.8%増)、最終利益122億円(同35.7%増)だった。
第2四半期(16年1~3月期)の業績は、売上高221億円(前四半期比4.7%減)、営業利益99億円(同4.5%減)、経常利益97億円(同7.0%減)、最終利益57億円(同10.1%減)となり、QonQでは減収減益だった。
2016年9月期は、売上高850億円(前期比17.4%増)、営業利益360億円(同11.4%増)、経常利益360億円(同11.2%増)、最終利益210億円(同8.0%増)、EPS169.31円を見込む。従来予想からは変更なし。
サイバーエージェント<4751>は、4月21日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結業績を発表、売上高1486億円(前年同期比19.9%増)、営業利益242億円(同16.9%増)、経常利益237億円(同12.9%増)、四半期純利益112億円(同14.1%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比0.8%増の746億円、営業利益は同13.3%減の112億円、経常利益は同14.7%減の109億円、四半期純利益は同9.6%減の53億円となった。小幅増収ながら減益という形になるが、これはメディア事業での先行投資が、「AbemaTV FRESH!」の提供開始や「AbemaTV」の開局によって発生してきた影響などと思われる。
2016年9月期の連結業績見通しは、従来予想から変更なく、売上高3000億円(前期比17.9%増)、営業利益280億円(同14.5%減)、経常利益274億円(同15.2%減)、当期純利益140億円(同5.4%減)の見込み。
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(5月12日)、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高2141億円(前の期比27.5%増)、営業利益260億円(同58.4%増)、経常利益253億円(同49.1%増)、最終利益198億円(同102.3%増)だった。
2017年3月期は、売上高2500~2700億円(前期比16.8~26.1%増)、営業利益270~330億円(同3.8~26.8%増)、経常利益270~330億円(同6.6~30.3%増)、最終利益170~210億円(同14.5%減~5.6%増)を見込む。
セガサミーホールディングス<6460>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高3479億円(前の期比5.1%減)、営業利益176億円(同0.7%増)、経常利益164億円(同2.8%減)、最終利益53億円(前の期113億円の赤字)となった。
続く2017年3月期は、売上高3800億円(前期比9.2%増)、営業利益200億円(同13.5%増)、経常利益200億円(同21.9%増)、最終利益100億円(同86.2%増)を見込む。
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、5月11日、2016年3月期の連結決算(IFRS)を発表、売上収益1437億円(前々期比0.9%増)、営業利益198億円(同20.0%減)、最終利益113億円(同24.2%減)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比3.4%増の350億円、営業利益は同54.9%増の51億円となった。国内コイン消費は、Cygamesの『グランブルーファンタジー』が想定より弱含んだことで減少したが、売上収益・営業利益ともに計画線での着地になったとしている。
なお、2017年3月期の業績予想は非開示。第1四半期の業績予想のみが開示されており、売上収益382億円(前期比1.3%増)、営業利益66億円(同64.7%増)、最終利益49億円(同2.3倍)を見込むとしている。
ドリコム<3793>は、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高65億3400万円(前の期比10.5%減)、営業損益2億0600万円の赤字(前の期3億0100万円の黒字)、経常損益2億1700万円の赤字(同2億7800万円の黒字)、最終損益5億3700万円の赤字(同1700万円の黒字)となり、減収・赤字転落となった。
第4四半期の数字を見ると、売上高16億4600万円(前四半期比5.6%増)、営業利益1億1300万円(前四半期2900万円の赤字)、経常利益1億0500万円(同2300万円の赤字)、最終利益1億5200万円(同4億7200万円)となり、増収・黒字転換に成功した。
2017年3月期の業績予想は非開示。第1四半期のみ発表し、売上高15億円(前年同期比8.2%減)、営業利益ゼロ(前年同期2億0500万円の赤字)、経常利益ゼロ(同2億1000万円の赤字)、最終利益ゼロ(同1億5300万円の赤字)を見込む。
日本一ソフトウェア<3851>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高36億8700万円(前々期比0.4%増)、営業利益4億2700万円(同3.0倍)、経常利益3億9200万円(同2.5倍)、最終利益2億1800万円(前年同期1900万円)と大幅な増益での着地となった。
なお、2017年3月期通期の予想については、売上高3100万円(前期比15.9%減)、営業利益1億7900万円(同57.9%減)、経常利益1億8000万円(同54.2%減)、当期純利益1億3100万円(同39.9%減)を見込んでいる。
日本ファルコム<3723>は、5月12日、第2四半期の決算を発表し、売上高5億4200万円(前年同期比29.5%減)、営業利益2億0100万円(同50.6%減)、経常利益2億0200万円(同50.6%減)、最終利益1億4400万円(同49.2%減)だった。従来予想に比べて、売上高で8200万円、営業利益で1億0100万円、経常利益で1億0200万円、最終利益で7700万円を上回っての着地となった。
2016年9月通期は、売上高17億円(前期比7.9%増)、営業利益7億円(同1.0%増)、経常利益7億円(同1.4%増)、最終利益4億6900万円(同2.8%増)を見込む。
任天堂<7974>は、4月27日、2016年3月通期の連結を発表し、売上高5044億円(前年同期比8.2%減)、営業利益328億円(同32.7%増)、経常利益287億円(同59.2%減)、最終利益165億円(同60.6%減)だった。売上高と経常利益、最終利益は減益となり、営業利益は増益となった。
2017年3月期は、売上高5000億円(前期比0.9%減)、営業利益450億円(同36.9%増)、経常利益450億円(同56.3%増)、最終利益350億円(同112.1%増)を見込む。なお、想定為替レートは、1USドル=110円、1ユーロ=125円を想定しているという。
ネクソン<3659>は、本日(5月12日)、第1四半期(2016年1~3月期)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益574億円(前年同期比10.6%増)、営業利益37億円(同83.3%減)、最終損益60億円の赤字(前年同期188億円の黒字)だった。
2016年12月期の業績予想は非開示。第2四半期は、レンジ予想となっており、売上収益949~977億円(前年同期比0.3~3.3%増)、営業利益151~175億円(同54.7~47.6%減)、最終利益42~63億円(同86.6~80.2%減)を見込む。
バンダイナムコホールディングス<7832>は、5月11日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高5755億円(前々期比1.8%増)、営業利益496億円(同11.9%減)、経常利益507億円(同14.5%減)、当期純利益345億円(同8.0%減)となった。
なお、2017年3月期通期の予想については、売上高5800億円(前期比0.8%増)、営業利益500億円(同0.7%増)、経常利益510億円(同0.4%増)、当期純利益350億円(同1.2%増)の見込み。
フリュー<6238>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高241億円(前の期比1.1%増)、営業利益36億円(同20.4%増)、経常利益36億円(同11.8%増)、最終利益24億円(同29.0%増)だった。
2017年3月期は、売上高253億円(前期比5.0%増)、営業利益36億円(同0.8%増)、経常利益36億円(同0.9%増)、最終利益25億円(同3.7%増)を見込む。
ベクター<2656>は、2016年3月期の決算を発表し、営業収益が前の期比13.5%減の15億5500万円、営業損益が8200万円の赤字(前の期3100万円の赤字)、経常損益が8200万円の赤字(同2000万円の赤字)、最終損益が8900万円の赤字(同2900万円の赤字)だった。
四半期ベースの推移を見ると、第4四半期(1~3月期)は、営業収益4億1800万円(前四半期比1.9%減)、営業利益1700万円(前四半期600万円の赤字)、経常利益1600万円(同600万円の赤字)、最終利益100万円(同600万円の赤字)と黒字転換に成功した。
2017年3月期の見通しは非開示。第1四半期(4~6月期)のみ開示しており、営業収益3億8000万円(同12.9%増)、営業損益6800万円の赤字(前年同期6000万円の赤字)、経常損益6900万円の赤字(同6000万円の赤字)、最終損益7000万円の赤字(同6000万円の赤字)を見込む。
ボルテージ<3639>は、4月28日、2016年6月期の第3四半期累計(7~3月)の連結業績を発表、売上高85億7100万円(前年同期比8.8%増)、営業利益4億4300万円(同97.4%増)、経常利益4億2800万円(同72.1%増)、四半期純利益2億1800万円(同2.3倍)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期1.6%増の29億1800万円と増収を確保した。一方、営業利益は同20.1%減の2億3000万円、経常利益は同20.7%減の2億2600万円、四半期純利益は同32.6%減の1億1800万円と減益になった。
2016年6月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高115億円(前期比8.5%増)、営業利益8億円(同71.2%増)、経常利益8億円(同64.8%増)、当期純利益4億円(同72.0%増)の見込み。
マイネット<3928>は、この日(5月12)日、第1四半期(2016年1~3月期)の決算を発表し、売上高13億5600万円(前四半期比QonQ25%増)、営業利益7100万円(同32%減)、経常利益6700万円(同29%減)、最終利益4400万円(同44%減)だった。
2016年12月通期は、売上高60億円(前期比102.4%増)、営業利益3億円(同106.5%増)、経常利益2億9000万円(同120.5%増)、最終利益2億円(同109.5%増)を見込む。
マーベラス<7844>は、5月12日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高318億2000万円(前々期比20.3%増)、営業利益54億1800万円(同22.8%増)、経常利益52億2800万円(同14.1%増)、当期純利益36億200万円(同65.4%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比2.5%減の75億9100万円と減収ながら、営業利益は同27.9%増の14億4600万円と2ケタ超の増益を達成した。ただし、これは大幅な増益を達成したコンシューマ事業の利益への貢献度合いが大きく、オンライン事業のみを見ると、売上高は同7.2%減の44億300万円、営業利益は同25.5%減の8億1400万円となっている。
なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高340億円(前期比6.9%増)、営業利益60億円(同10.7%増)、経常利益58億5000万円(同11.9%増)、当期純利益41億5000万円(同15.2%増)を見込む。
ミクシィ<2121>は、5月10日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高2087億円(前々期比84.9%増)、営業利益950億円(同80.4%増)、経常利益947億円(同79.9%増)、当期純利益610億円(同85.1%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比6.5%増の585億円、営業利益は同17.3%増の277億円、経常利益は同17.6%増の277億円、四半期純利益は同8.9%増の169億円と増収増益での着地となった。
なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高2180億円(前期比4.4%増)、営業利益800億円(同15.8%減)、経常利益800億円(同15.6%減)、当期純利益540億円(同11.5%減)を見込む。
モバイルファクトリー<3912>は、4月22日、2016年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高4億8200万円(前年同期比23.1%増)、営業利益1億5100万円(同2.1倍)、経常利益1億5100万円(同2.4倍)、四半期純利益9600万円(同2.8倍)となった。『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ!』)の寄与により、前年同期比では増収増益となり、各利益項目は最高益を更新した。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比5.2%減と減収、営業利益は同85.2%増、経常利益は同85.8%増、四半期純利益は同98.5%増と減収ながら大幅増益を達成した。減収の要因は上記の通り、WEBプロモーションを精査して抑制した影響と、スマートノベルの売上が減少したことだ。一方で利益の伸びが大きくなっているのは、売上を伸ばした位置情報ゲームが他社名義タイトルのため、売上に占めるネット売上の割合が上昇した影響で、利益率が上昇したもようだ。
なお、2016年12月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高18億8800万円(前期比7.8%増)、営業利益4億6000万円(同46.6%増)、経常利益4億6000万円(同50.5%増)、当期純利益2億9900万円(同61.6%増)の見込みとしている。
モブキャスト<3664>は、5月12日、第1四半期(16年1~3月期)の連結を発表し、売上高8億5600万円(前年同期比0.8%増)、営業利益1500万円(前年同期5000万円の赤字)、経常損益1300万円の赤字(同5600万円の赤字)、最終損益1300万円の赤字(同5500万円の赤字)だった。
第1四半期の業績を見ると、売上高8億5600万円(前四半期比5.6%増)、営業利益1500万円(前四半期5億0600万円の赤字)、経常損益1300万円の赤字(同5億0700万円の赤字)、最終損益1300万円の赤字(同9億7500万円の赤字)だった。
なお、決算期恒例のまとめ記事はあらためて後日掲載する予定だ。
■アエリア、赤字計上も前年同期比で赤字幅縮小
アエリア<3758>は、5月13日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高14億3500万円(前年同期比4.0倍)、営業損益3400万円の赤字(前年同期1億4500万円の赤字)、経常損益4100万円の赤字(同1億3800万円の赤字)、四半期純損益1600万円の赤字(同1億5400万円の赤字)となった。売上高は大きく膨らみ、各利益項目の赤字幅は前年同期比で縮小した。
なお、2016年12月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上高60億円(前期比43.3%増)、営業利益3億円、経常利益4億円、当期純利益2億円を見込んでいる。
■アカツキ、16年3月期は売上高37%増、営業益3.7倍に
アカツキ<3932>は、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高59億円(前年同期比37.0%増)、営業利益21億円(同271.8%増)、経常利益19億円(同232.4%増)、最終利益11億円(同201.7%増)と大幅な増益を達成した。
2017年3月期は、売上高70~100億円(前期比17.6~67.9%増)、営業利益20~40億円(同6.8%減~86.3%増)、経常利益20~40億円(同1.3~102.6%増)、最終利益14~28億円(同25.8~151.7%増)を見込む。
■アクセルマーク、3Qは大幅な黒字転換を見込む
アクセルマーク<3624>は、5月10日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高12億5700万円(前年同期比24.7%減)、営業損益8100万円の赤字(前年同期2200万円の赤字)、経常損益8400万円の赤字(同2600万円の赤字)、四半期純損益8500万円の赤字(同4900万円の赤字)となった。
なお、業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第2四半期期間(1~3月)は、売上高が前四半期比1.1%増の6億3200万円で、各利益項目は赤字幅が拡大した。しかし、第3四半期業績予想から第3四半期期間(4~6月)の業績予想を計算してみると、売上高は前四半期比90.3%増の12億300万円、各利益項目は大幅な黒字転換の見通しとなっている。
■イグニス、2Q営業益は2.4億円の赤字から8.4億円に黒字に転換
イグニス<3689>は、5月13日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高26億1000万円(前年同期比5.1倍)、営業利益8億4400万円(前年同期2億4200万円の赤字)、経常利益8億3900万円(同2億7300万円の赤字)、四半期純利益8億94000万円(同3億1100万円の赤字)と大幅な黒字転換を達成した。
業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期比2.4%減の12億8900万円、営業利益は同6.4%増の4億3500万円となった。ほぼ同水準での横ばい推移と見るのが妥当なところだろう。
なお、2016年9月期通期の予想については、4月25日に予想の上方修正を発表しており、売上高47億円(前期比94.3%増)、営業利益10億円(前期3800万円の赤字)、経常利益10億円(同1億4800万円の赤字)、当期純利益9億円(同3億600万円の赤字)の見込み。
■エイティング、計画対比で売上高未達、赤字幅が拡大
エイティング<3785>は、5月9日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、売上高は8億9300万円、営業損益1億7400万円の赤字、経常損益1億7700万円の赤字、四半期純損益1億8400万円の赤字と赤字決算での着地となった。2月に発表した業績予想修正の数字からは売上高が未達、各利益項目は赤字幅が拡大した。
なお、2016年9月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高22億8500万円(前期比40.5%増)、営業利益3500万円、経常利益2800万円、当期純利益6700万円の見込み。
■Aiming、QonQで利益率が急回復
Aiming<3911>は、4月28日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表、売上高23億6900万円(前年同期比26.9%減)、営業利益3億2600万円(同74.0%減)、経常利益3億3500万円(同73.2%減)、四半期純利益2億1500円(同73.4%減)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比14.7%減ながら、営業利益は7.8倍、経常利益は6.9倍、四半期純利益は2.0倍と利益率が回復した。
なお、第2四半期累計(1~6月)の連結業績予想は、売上高44億6900円(前年同期比30.1%減)、営業利益1億7000万円(同92.3%減)、経常利益1億7900万円(同91.9%減)、四半期純利益1億1900万円(同91.6%減)の見込み。ちなみにQonQでは11.9%の減収、各利益項目は赤字計上の見通しとなっている。
■エクストリーム、今期は73%営業増益を見込む
エクストリーム<6033>は、2016年3月通期の単独決算を発表し、売上高24億0300万円(前の期比44.1%増)、営業利益1億8800万円(同1.7%増)、経常利益1億8500万円(同5.5%増)、最終利益1億2000万円(同9.7%増)だった。
2017年3月期の連結は、売上高34億4100万円(前期比43.2%増)、営業利益3億2600万円(同73.2%増)、経常利益3億2700万円(同76.3%増)、最終利益2億1000万円(同74.8%増)を見込む。ウィットネストを買収したことで連結決算に移行する。
■enish、1QはYonY、QonQとも赤字幅が縮小
enish<3667>は、4月27日、第1四半期(2016年1~3月期)の決算は、売上高12億7100万円(前年同期比16.4%減)、営業損益4100万円の赤字(前年同期1億5000万円の赤字)、経常損益4300万円の赤字(同1億5200万円の赤字)、最終損益4300万円の赤字(同1億0700万円の赤字)だった。
前四半期との比較では、売上高は1.5%減と減ったものの、損益面は改善した。営業損益は1億7100万円の赤字から4100万円の赤字、経常損益は2億0200万円の赤字から4300万円の赤字、最終損益は2億2600万円の赤字から4300万円の赤字に縮小した。
■オルトプラス、2Q営業益はQonQで2.2億円の赤字から1.3億円の赤字に縮小
オルトプラス<3672>は、5月12日、第2四半期累計(15年10月~16年3月期)の連結決算を発表し、売上高13億3600万円(前年同期比3.3%減)、営業損益3億5700万円の赤字(前年同期3億9100万円の赤字)、経常損益3億7700万円の赤字(同3億8800万円の赤字)、最終損益7億4800万円の赤字(同3億6500万円の赤字)だった。
第2四半期(16年1~3月期)の業績を見ると、売上高7億2000万円(前四半期比16.9%増)、営業損益1億3200万円の赤字(前四半期2億2500万円の赤字)、経常損益1億4900万円の赤字(同2億2800万円の赤字)、最終損益5億0300万円の赤字(同2億4500万円の赤字)だった。
■カプコン、17年3月期は2ケタ増収増益の見込み
カプコン<9697>は、5月9日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高770億2100万円(前々期比19.8%増)、営業利益120億2900万円(同13.7%増)、経常利益113億4800万円(同4.6%増)、当期純利益77億4500万円(同17.1%増)と増収増益での着地となった。
なお、2017年3月期通期の業績予想は、売上高850億円(前期比10.4%増)、営業利益136億円(同13.1%増)、経常利益133億円(同17.2%増)、当期純利益90億円(同16.2%増)の見込み。
■カヤック、QonQは4%増収も16%営業減益に
カヤック<3904>は、5月13日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高11億4300万円、営業利益1億2300万円、経常利益1億5100万円、四半期純利益9900万円となった。前期の第4四半期期間より連結決算に移行したため、前年同期比較はないが、売上高は通期計画に対する進捗率で22.4%、営業利益は23.8%、経常利益は28.4%、四半期純利益は30.0%となっている。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.3%増、営業利益は同16.9%減、経常利益は同2.6%減、当期純利益は同7.5%減となった。事業領域の拡大に向けた先行投資がやや利益率を押し下げたものと思われる。
なお、2016年12月期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高51億円(前期比37.6%増)、営業利益5億1500万円(同31.1%増)、経常利益5億3000万円(同33.9%増)、当期純利益3億3000万円(同26.3%増)の見込み。
■ガーラ、16年3月期は4.2億円の営業赤字を計上
ガーラ<4777>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高4億6400万円(前年同期比32.2%減)、営業損益4億2600万円の赤字(前年同期2億8800万円の赤字)、経常損益4億4700万円の赤字(同2億5900万円の赤字)、当期純損益4億7000万円の赤字(同2億7100万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
第1四半期連結会計期間に『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信開始により、売上高が一時的に増加したものの、オンラインゲーム事業のアイテム販売やロイヤリティ収入が全地域で減少傾向が継続したため、売上高が減少した。
■ガンホー、QonQでは4四半期ぶりの増益に
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、4月28日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高316億9900万円(前年同期比29.0%減)、営業利益141億3400万円(同40.3%減)、経常利益139億6500万円(同41.3%減)、四半期純利益91億9700万円(同39.2%減)と大幅減収減益での着地となった。前年同期は、コラボ企画などにより、2月に過去最高売り上げを達成してた反動に加え、スマートフォン向けゲーム市場の飽和などにより売り上げが減少した。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は9.7%減と4四半期連続の減収ながら、営業利益は4.2%増、経常利益は3.1%増、四半期純利益は48.8%増と4四半期ぶりの増益に転じた。
■KLab、1Qは赤字転落に…為替差損で4.3億円の経常赤字
KLab<3656>は、5月10日、2016年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高48億2000万円(前年同期比14.5%減)、営業損益7000万円の赤字(前年同期10億1900万円の黒字)、経常損益4億3500万円の赤字(同10億100万円の黒字)、四半期純損益4億1300円の赤字(同4億2500万円の黒字)と赤字転落した。
業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期比11.0%増と増収となった。これは『スクフェス』が「μ'sic Foreverキャンペーン」の実施で売上を伸ばしたためと思われる。一方、営業損益はわずかに赤字幅が縮小したものの、経常損益と四半期純損益は赤字幅が大きく拡大した。これは為替差損の影響によるものと言えそうだ。
なお、同社は2016年12月期の連結業績予想については非開示とし、第2四半期累計期間(1~6月)の業績予想のみを開示。第2四半期累計期間は、売上高83億2000万円(前年同期比20.3%減)、営業損益3億7000万円の赤字、経常損益8億8500万円の赤字、四半期純損益8億5100万円の赤字と赤字幅が拡大する見通し。
■グリー、3Q最終利益は23億円の赤字→63億円の黒字に転換
グリー<3632>は、4月28日、2016年6月期の第3四半期累計(7~3月)の決算を発表、売上高542億円(前年同期比24.2%減)、営業利益120億円(同25.0%減)、経常利益110億円(同44.6%減)、最終利益63億円(前年同期25億円の赤字)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比13.2%減、前年同期比51.8%減の168億円、営業利益は同3.7%減、同12.7%減の36億円、経常利益は同19.4%減、同23.5%減の25億円、四半期純利益は同11.1%減、同2.4%減の14億円となっている。
なお、2016年6月期通期の予想については、4月24日に修正予想を発表しており、売上高700億円(前期比24.3%減)、営業利益140億円(同30.8%減)、経常利益125億円(同50.0%減)、当期純利益115億円(前期103億円の赤字)を見込んでいる。
■クルーズ、4QはQonQで13%の営業増益に
クルーズ<2138>は、本日(5月12日)、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高277億円(前期比33.3%増)、営業利益24億円(同4.5%増)、経常利益24億円(同2.1%増)、最終利益15億円(同11.7%増)と増収増益となった。
第4四半期の業績を見ると、売上高71億9300万円(前四半期比17.9%減)、営業利益9億3900万円(同13.3%増)、経常利益9億2400万円(同12.8%増)、最終利益6億3000万円(同5.2%増)だった。
■コーエーテクモHD、16年3月期は6期連続の最高益更新
コーエーテクモホールディングス<3635>は、4月28日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高383億3200万円(前期比1.4%増)、営業利益110億6900万円(同14.7%増)、経常利益157億5500万円(同16.1%増)、当期純利益108億5500万円(同15.1%増)となった。第3四半期までの進捗と比べ、売上高と営業利益が前年同期比プラスに転じ、6期連続の最高益更新となった。
なお、2017年3月期通期の予想は、売上高420億円(前期比9.6%増)、営業利益115億円(同3.9%増)、経常利益160億円(同1.6%増)、当期純利益110億円(同1.3%増)を見込む。
■コナミHD、16年3月期は14%増収、61%営業増益を達成
コナミホールディングス<9766>は、5月10日、2016年3月期通期の連結決算(IFRS)を発表、売上高2499億円(前年同期比14.6%増)、営業利益246億円(同61.2%増)、税引前利益237億円(同40.1%増)、最終利益105億円(同6.0%増)となった。
なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高2100億円(前期比16.0%減)、営業利益250億円(同1.3%増)、税引前利益240億円(同1.0%増)、最終利益150億円(同42.6%増)の見込み。
■コロプラ、2QはQonQで減収減益も通期予想は変更なし
コロプラ<3668>は、4月27日、第2四半期累計(15年10月~16年3月期)の単独決算を発表し、売上高454億円(前年同期比37.7%増)、営業利益204億円(同35.3%増)、経常利益202億円(同32.8%増)、最終利益122億円(同35.7%増)だった。
第2四半期(16年1~3月期)の業績は、売上高221億円(前四半期比4.7%減)、営業利益99億円(同4.5%減)、経常利益97億円(同7.0%減)、最終利益57億円(同10.1%減)となり、QonQでは減収減益だった。
2016年9月期は、売上高850億円(前期比17.4%増)、営業利益360億円(同11.4%増)、経常利益360億円(同11.2%増)、最終利益210億円(同8.0%増)、EPS169.31円を見込む。従来予想からは変更なし。
■サイバーエージェント、先行投資負担もあって2Qは小幅増収ながら減益に
サイバーエージェント<4751>は、4月21日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結業績を発表、売上高1486億円(前年同期比19.9%増)、営業利益242億円(同16.9%増)、経常利益237億円(同12.9%増)、四半期純利益112億円(同14.1%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比0.8%増の746億円、営業利益は同13.3%減の112億円、経常利益は同14.7%減の109億円、四半期純利益は同9.6%減の53億円となった。小幅増収ながら減益という形になるが、これはメディア事業での先行投資が、「AbemaTV FRESH!」の提供開始や「AbemaTV」の開局によって発生してきた影響などと思われる。
2016年9月期の連結業績見通しは、従来予想から変更なく、売上高3000億円(前期比17.9%増)、営業利益280億円(同14.5%減)、経常利益274億円(同15.2%減)、当期純利益140億円(同5.4%減)の見込み。
■スクエニHD、16年3月期の営業は58%増
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(5月12日)、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高2141億円(前の期比27.5%増)、営業利益260億円(同58.4%増)、経常利益253億円(同49.1%増)、最終利益198億円(同102.3%増)だった。
2017年3月期は、売上高2500~2700億円(前期比16.8~26.1%増)、営業利益270~330億円(同3.8~26.8%増)、経常利益270~330億円(同6.6~30.3%増)、最終利益170~210億円(同14.5%減~5.6%増)を見込む。
■セガサミーHD、16年3月期は0.7%の営業増益を確保
セガサミーホールディングス<6460>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高3479億円(前の期比5.1%減)、営業利益176億円(同0.7%増)、経常利益164億円(同2.8%減)、最終利益53億円(前の期113億円の赤字)となった。
続く2017年3月期は、売上高3800億円(前期比9.2%増)、営業利益200億円(同13.5%増)、経常利益200億円(同21.9%増)、最終利益100億円(同86.2%増)を見込む。
■DeNA、4QはQonQで売上高3%増、営業益54%増に
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、5月11日、2016年3月期の連結決算(IFRS)を発表、売上収益1437億円(前々期比0.9%増)、営業利益198億円(同20.0%減)、最終利益113億円(同24.2%減)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比3.4%増の350億円、営業利益は同54.9%増の51億円となった。国内コイン消費は、Cygamesの『グランブルーファンタジー』が想定より弱含んだことで減少したが、売上収益・営業利益ともに計画線での着地になったとしている。
なお、2017年3月期の業績予想は非開示。第1四半期の業績予想のみが開示されており、売上収益382億円(前期比1.3%増)、営業利益66億円(同64.7%増)、最終利益49億円(同2.3倍)を見込むとしている。
■ドリコム、4QはQonQで5%増収、大幅黒字転換を達成
ドリコム<3793>は、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高65億3400万円(前の期比10.5%減)、営業損益2億0600万円の赤字(前の期3億0100万円の黒字)、経常損益2億1700万円の赤字(同2億7800万円の黒字)、最終損益5億3700万円の赤字(同1700万円の黒字)となり、減収・赤字転落となった。
第4四半期の数字を見ると、売上高16億4600万円(前四半期比5.6%増)、営業利益1億1300万円(前四半期2900万円の赤字)、経常利益1億0500万円(同2300万円の赤字)、最終利益1億5200万円(同4億7200万円)となり、増収・黒字転換に成功した。
2017年3月期の業績予想は非開示。第1四半期のみ発表し、売上高15億円(前年同期比8.2%減)、営業利益ゼロ(前年同期2億0500万円の赤字)、経常利益ゼロ(同2億1000万円の赤字)、最終利益ゼロ(同1億5300万円の赤字)を見込む。
■日本一ソフト、16年3月期は営業益3倍と大幅増益に
日本一ソフトウェア<3851>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高36億8700万円(前々期比0.4%増)、営業利益4億2700万円(同3.0倍)、経常利益3億9200万円(同2.5倍)、最終利益2億1800万円(前年同期1900万円)と大幅な増益での着地となった。
なお、2017年3月期通期の予想については、売上高3100万円(前期比15.9%減)、営業利益1億7900万円(同57.9%減)、経常利益1億8000万円(同54.2%減)、当期純利益1億3100万円(同39.9%減)を見込んでいる。
■日本ファルコム、2Qは売上高29%減、営業益50%減
日本ファルコム<3723>は、5月12日、第2四半期の決算を発表し、売上高5億4200万円(前年同期比29.5%減)、営業利益2億0100万円(同50.6%減)、経常利益2億0200万円(同50.6%減)、最終利益1億4400万円(同49.2%減)だった。従来予想に比べて、売上高で8200万円、営業利益で1億0100万円、経常利益で1億0200万円、最終利益で7700万円を上回っての着地となった。
2016年9月通期は、売上高17億円(前期比7.9%増)、営業利益7億円(同1.0%増)、経常利益7億円(同1.4%増)、最終利益4億6900万円(同2.8%増)を見込む。
■任天堂、16年3月期は32%営業増益も円高による為替差損で経常減益に
任天堂<7974>は、4月27日、2016年3月通期の連結を発表し、売上高5044億円(前年同期比8.2%減)、営業利益328億円(同32.7%増)、経常利益287億円(同59.2%減)、最終利益165億円(同60.6%減)だった。売上高と経常利益、最終利益は減益となり、営業利益は増益となった。
2017年3月期は、売上高5000億円(前期比0.9%減)、営業利益450億円(同36.9%増)、経常利益450億円(同56.3%増)、最終利益350億円(同112.1%増)を見込む。なお、想定為替レートは、1USドル=110円、1ユーロ=125円を想定しているという。
■ネクソン、1Qは減損損失と為替差損で60億円の最終赤字に転落
ネクソン<3659>は、本日(5月12日)、第1四半期(2016年1~3月期)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益574億円(前年同期比10.6%増)、営業利益37億円(同83.3%減)、最終損益60億円の赤字(前年同期188億円の黒字)だった。
2016年12月期の業績予想は非開示。第2四半期は、レンジ予想となっており、売上収益949~977億円(前年同期比0.3~3.3%増)、営業利益151~175億円(同54.7~47.6%減)、最終利益42~63億円(同86.6~80.2%減)を見込む。
■バンナムHD、16年3月期は増収確保も11%の営業減益
バンダイナムコホールディングス<7832>は、5月11日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高5755億円(前々期比1.8%増)、営業利益496億円(同11.9%減)、経常利益507億円(同14.5%減)、当期純利益345億円(同8.0%減)となった。
なお、2017年3月期通期の予想については、売上高5800億円(前期比0.8%増)、営業利益500億円(同0.7%増)、経常利益510億円(同0.4%増)、当期純利益350億円(同1.2%増)の見込み。
■フリュー、16年3月期は2ケタ増収増益を達成
フリュー<6238>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高241億円(前の期比1.1%増)、営業利益36億円(同20.4%増)、経常利益36億円(同11.8%増)、最終利益24億円(同29.0%増)だった。
2017年3月期は、売上高253億円(前期比5.0%増)、営業利益36億円(同0.8%増)、経常利益36億円(同0.9%増)、最終利益25億円(同3.7%増)を見込む。
■ベクター、16年3月期は減収・赤字幅拡大
ベクター<2656>は、2016年3月期の決算を発表し、営業収益が前の期比13.5%減の15億5500万円、営業損益が8200万円の赤字(前の期3100万円の赤字)、経常損益が8200万円の赤字(同2000万円の赤字)、最終損益が8900万円の赤字(同2900万円の赤字)だった。
四半期ベースの推移を見ると、第4四半期(1~3月期)は、営業収益4億1800万円(前四半期比1.9%減)、営業利益1700万円(前四半期600万円の赤字)、経常利益1600万円(同600万円の赤字)、最終利益100万円(同600万円の赤字)と黒字転換に成功した。
2017年3月期の見通しは非開示。第1四半期(4~6月期)のみ開示しており、営業収益3億8000万円(同12.9%増)、営業損益6800万円の赤字(前年同期6000万円の赤字)、経常損益6900万円の赤字(同6000万円の赤字)、最終損益7000万円の赤字(同6000万円の赤字)を見込む。
■ボルテージ、3Q累計の営業利益は97%増と大幅増益
ボルテージ<3639>は、4月28日、2016年6月期の第3四半期累計(7~3月)の連結業績を発表、売上高85億7100万円(前年同期比8.8%増)、営業利益4億4300万円(同97.4%増)、経常利益4億2800万円(同72.1%増)、四半期純利益2億1800万円(同2.3倍)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期1.6%増の29億1800万円と増収を確保した。一方、営業利益は同20.1%減の2億3000万円、経常利益は同20.7%減の2億2600万円、四半期純利益は同32.6%減の1億1800万円と減益になった。
2016年6月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高115億円(前期比8.5%増)、営業利益8億円(同71.2%増)、経常利益8億円(同64.8%増)、当期純利益4億円(同72.0%増)の見込み。
■マイネット、先行投資負担で1Q営業益がQonQで32%減
マイネット<3928>は、この日(5月12)日、第1四半期(2016年1~3月期)の決算を発表し、売上高13億5600万円(前四半期比QonQ25%増)、営業利益7100万円(同32%減)、経常利益6700万円(同29%減)、最終利益4400万円(同44%減)だった。
2016年12月通期は、売上高60億円(前期比102.4%増)、営業利益3億円(同106.5%増)、経常利益2億9000万円(同120.5%増)、最終利益2億円(同109.5%増)を見込む。
■マーベラス、4QはQonQで2%減収ながら27%営業増益に
マーベラス<7844>は、5月12日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高318億2000万円(前々期比20.3%増)、営業利益54億1800万円(同22.8%増)、経常利益52億2800万円(同14.1%増)、当期純利益36億200万円(同65.4%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比2.5%減の75億9100万円と減収ながら、営業利益は同27.9%増の14億4600万円と2ケタ超の増益を達成した。ただし、これは大幅な増益を達成したコンシューマ事業の利益への貢献度合いが大きく、オンライン事業のみを見ると、売上高は同7.2%減の44億300万円、営業利益は同25.5%減の8億1400万円となっている。
なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高340億円(前期比6.9%増)、営業利益60億円(同10.7%増)、経常利益58億5000万円(同11.9%増)、当期純利益41億5000万円(同15.2%増)を見込む。
■ミクシィ、4QはQonQで売上高6%増、営業利益17%増と増収増益で着地
ミクシィ<2121>は、5月10日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高2087億円(前々期比84.9%増)、営業利益950億円(同80.4%増)、経常利益947億円(同79.9%増)、当期純利益610億円(同85.1%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比6.5%増の585億円、営業利益は同17.3%増の277億円、経常利益は同17.6%増の277億円、四半期純利益は同8.9%増の169億円と増収増益での着地となった。
なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高2180億円(前期比4.4%増)、営業利益800億円(同15.8%減)、経常利益800億円(同15.6%減)、当期純利益540億円(同11.5%減)を見込む。
■モバファク、1Qは四半期ベースで過去最高益を更新
モバイルファクトリー<3912>は、4月22日、2016年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高4億8200万円(前年同期比23.1%増)、営業利益1億5100万円(同2.1倍)、経常利益1億5100万円(同2.4倍)、四半期純利益9600万円(同2.8倍)となった。『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ!』)の寄与により、前年同期比では増収増益となり、各利益項目は最高益を更新した。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比5.2%減と減収、営業利益は同85.2%増、経常利益は同85.8%増、四半期純利益は同98.5%増と減収ながら大幅増益を達成した。減収の要因は上記の通り、WEBプロモーションを精査して抑制した影響と、スマートノベルの売上が減少したことだ。一方で利益の伸びが大きくなっているのは、売上を伸ばした位置情報ゲームが他社名義タイトルのため、売上に占めるネット売上の割合が上昇した影響で、利益率が上昇したもようだ。
なお、2016年12月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高18億8800万円(前期比7.8%増)、営業利益4億6000万円(同46.6%増)、経常利益4億6000万円(同50.5%増)、当期純利益2億9900万円(同61.6%増)の見込みとしている。
■モブキャスト、1Qは営業黒字転換を達成
モブキャスト<3664>は、5月12日、第1四半期(16年1~3月期)の連結を発表し、売上高8億5600万円(前年同期比0.8%増)、営業利益1500万円(前年同期5000万円の赤字)、経常損益1300万円の赤字(同5600万円の赤字)、最終損益1300万円の赤字(同5500万円の赤字)だった。
第1四半期の業績を見ると、売上高8億5600万円(前四半期比5.6%増)、営業利益1500万円(前四半期5億0600万円の赤字)、経常損益1300万円の赤字(同5億0700万円の赤字)、最終損益1300万円の赤字(同9億7500万円の赤字)だった。