バンダイナムコエンターテインメント、2016年3月期は増収減益

バンダイナムコエンターテインメントは、6月10日、2016年3月期の「決算公告」をコーポレートサイト上に掲載し、売上高が前の期に比べ7.5％増の1699億円、営業利益が同6.3％減の124億円、経常利益が同22.0％減の147億円、最終利益が同29.6％減の127億円と増収減益だった。

同社は、バンダイナムコホールディングス<7832>の主要子会社のひとつで、「ネットワークエンターテインメント戦略ビジネスユニット」の主幹会社となっている。ネットワークコンテンツの企画・開発・配信、家庭用ゲームソフト、業務用ゲーム機、景品等の企画・開発・販売、および、アミューズメント施設などの企画・運営などを行っている。

損益計算書を見ると、増収を達成したものの、売上原価が膨らみ利益ともに前の期に比べて減益となった。経常利益、最終利益の落ち幅が大きいが、前の期に営業外収益に計上された貸倒れ引当金戻入益や為替差益、法人税等還付加算金などがこの期はなかったことなどが響いた模様。