【ゲーム株概況(6/13)】全体安受けて軟調 gumiは朝方軟調も業績好転見通しを受けて買い入る 野村目標株価引き下げの任天堂が続落

6月13日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続落。前週末比582円安の1万6019円でこの日の取り引きを終えた。英国の欧州連合(EU)からの離脱懸念の高まりを受けて、海外のリスク回避の流れが続いた。また為替が1ドル=105円台まで円高に進んだことも重しとなった。

こうしたなか、ゲーム関連株は総じて軟調だった。6月14日から「E3」が始まるものの、全体相場の下落を受けてゲーム関連株も売り優勢となったようだ。

個別株では、gumi<3903>が反発。朝方は982円まで下げる場面があったが、売り一巡後は買い優勢となりプラスに転じた。6月10日に発表した決算発表で、第1四半期は営業利益トントンと、前四半期の6億0700万円の赤字から改善する見通しとしたことが好感された模様だ。本日、アナリスト・機関投資家向けの決算説明会が行われる。

【関連記事】
【速報】gumi、16年4月期は22%減収、22億円の営業赤字を計上…『ブレフロ』の国内外での売上減が響く 今期1Qは売上高6%減、営業益ゼロの予想(グラフ追加・追記)


同時に決算発表を行ったエイチーム<3662>は小幅安だった。こちらも朝方は売り優勢で、一時は1703円まで下げる場面もあった。第3四半期(2-4月期)の決算は営業利益がQonQで5.5倍の7億9900万円と大幅な増益を達成したことを受けて、下値では見直し買いた買い戻しが入ったようだ。

【関連記事】
【速報】エイチーム、3Qは売上高43%増、営業益10%減で着地 QonQは営業益5.5倍と大幅増収を達成…2Qの大幅プロモ反動とプロモの成果発揮で(グラフ追加・追記)
【エイチーム決算説明会①】新作『ヴァルキリーコネクト』は「初速は好調なDAUとなっている」(中内氏) 課金は来週からスタートの予定
【エイチーム決算説明会②】QonQで利益率が急回復…「移転に伴う二重賃料が解消」(林社長) 4Qから新作『ヴァルキリーコネクト』の売上高がオンへ 


このほか、任天堂<7974>が続落。為替の円高に加えて、野村證券が目標株価を従来の1万5400円から1万5200円に引き下げたことが嫌気された。投資判断については「ニュートラル(中立)」の据え置きだった。



■関連銘柄一覧
 
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る