CRI・ミドルウェアとセガゲームス、2D/3Dグラフィックスミドルウェア「アクロアーツ」の事業をCRI・ミドルウェアに移管へ

CRI・ミドルウェア<3698>とセガゲームスは、6月22日、セガゲームスが開発した2D/3Dグラフィックスミドルウェア「アクロアーツ」の事業をCRI・ミドルウェアに移管することで合意したことを発表した。

「アクロアーツ」は2D/3Dグラフィックスで多彩な表現を実現する技術。CRI・ミドルウェアは、「アクロアーツ」を同社のミドルウェア製品群「CRIWARE(シーアールアイウェア)」に取り入れ、従来の音声・映像技術に加えて、新たにグラフィックス技術に対応していく。これにより、CRIWAREで、コンテンツ制作に必要な環境をトータルにサポートすることが可能になる。
 

■「アクロアーツ」とは
「アクロアーツ」は、セガゲームスが長年のゲーム開発で培った高度な制作技術をベースにした、2D/3Dグラフィックスミドルウェア。デザインツールとランタイムエンジン(実行プログラム)の両方を備えており、デザインツールでは、通常プログラミングが必要な3Dグラフィックスを用いた動きを伴うUIやコンテンツを、プログラマの手を介さずに、企画者やデザイナー自身が思い描いた通りに制作することが可能。ランタイムは、スマートフォンやゲーム機はもとより、家電等の各種組込み機器まで幅広いプラットフォームに対応しており、制作したUIやコンテンツが実機上でスムーズに動作する。

<「アクロアーツ」の特長>
●開発期間を大幅に削減できるデザインツール
インタラクティブなUI画面や演出、シーン(画面表示)の制作・チェック・修正のすべてをデザインツール上で実現する。
●様々なデバイスで動作する軽量なランタイムエンジン
ランタイムエンジン(実行プログラム)は幅広いプラットフォームに対応し、低負荷なプログラムを実現する。実機上での即時プレビューにも対応している。
●動作環境に柔軟に対応可能なプラグイン機能
組込み機器などのお客様の個別要件に合わせて、柔軟にカスタマイズ可能な仕組みを備えている。

<「アクロアーツ」の適用範囲>
メニュー等のインタラクティブGUI、エフェクト、実映像への重畳画像、コンテンツなどの制作

<「アクロアーツ」の適用分野>
・ゲーム:スマートフォンゲーム、家庭用ゲーム、アーケードゲームなど
・映像機器:カラオケ、遊技機など
・家電等の組込み機器:テレビ、ビデオ、複合機、カメラなど
・デジタルサイネージ:モニター、サイネージ機器など

 

「アクロアーツ」製品ページ



 
 
株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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