DeNA、第1四半期は営業利益が83.5%増の73億円に大幅増益…前期計上された欧米のゲーム事業のリストラ費用が計上されなかったため

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、8月10日、第1四半期(16年4~6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益382億円(前年同期比1.5%増)、営業利益73億円(同83.5%増)、最終利益51億円(同152.2%増)だった。

 


同社では、ゲーム事業は前年同期比で減収となったが、新規事業・その他及びスポーツ事業が増収となった。営業利益が大きく伸びたが、前年同期に計上した、欧米における体制及びゲームポートフォリオ見直しに関する一時費用が今期は発生しなかったため。円高の進行により、為替差損を含む金融費用も増加した。

セグメント別の状況は以下のとおり。

①ゲーム事業
売上収益261億円(前年同期比7.7%減)、セグメント利益66億円(同2.3%減)だった。主力の国内のゲーム内仮想通貨(コイン)消費は前年同期比7.0%増の370億円となった。利益率の高いブラウザのコイン消費は減少したが、アプリのコイン消費が引き続き堅調に推移した。アプリのコイン消費は、国内では162億円(同71.9%増)、海外では46億円(同21.8%減)だった。

②EC事業
売上収益46億円(同6.9%減)、セグメント利益3億円(同33.5%減)だった。取扱高が成長基調にある旅行代理店サービスや、決済代行サービスは堅調に推移したが、ショッピングサービスやオークションサービスが、利用減少等により前年同期比で減収となった。


③スポーツ事業
売上収益54億円(同46.1%増)、セグメント利益17億円(同109.1%増)だった。横浜DeNAベイスターズが主催試合の入場者数が増加し、好調に推移した。横浜スタジアムは、2017年3月期より通期で業績貢献するという。


④新規事業・その他
売上収益22億円(同104.0%増)、セグメント損益12億円の赤字(前年同期11億円の赤字)だった。IPやコンテンツを構造的に生み出すことを目指すIP創出プラットフォーム事業、キュレーションプラットフォーム事業、ヘルスケア事業、オートモーティブ事業などを含む。「MERY(メリー)」や「iemo(イエモ)」をはじめ、運用する各サービスの利用が順調に拡大し、広告収入を中心に売上収益が成長した。


【追記】
第1四半期の前四半期との比較(QonQ)では、売上収益が9%増、営業利益43%増だった。セグメント別に見ると、横浜DeNAベイスターズを中心とするスポーツ事業の収益改善が主な要因となっている。スポーツセグメントの業績を見ると、売上高が268%増の55億円、営業利益が18億円(前四半期は11億円の赤字)から大幅に改善した。

 
【DeNAの四半期売上高・営業利益の推移(億円)】





 
■第2四半期の業績見通し

続く第2四半期は、売上期収益768億円(前年同期比2.6%増)、営業利益150億円(同31.8%増)、最終利益112億円(同65.3%増)を見込む。

 
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1369億7100万円、営業利益224億9500万円、税引前利益312億5900万円、最終利益256億3000万円(2021年3月期)
上場区分
東証一部
証券コード
2432
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