LINE<3938>は、本日（9月29日）、アジア市場を中心に自撮りアプリを展開するSnow Corporationの第三者割当増資を引き受けると発表した。普通株式で議決権割合の25％に相当する約11万株を取得するとともに、役員などを派遣する予定。またLINEの持分法適用会社となる。10月上旬に契約を締結し、中旬に払い込む予定。Snow Corporationは、顔認識スタンプ機能や GIF メッセンジャーチャット機能を搭載した自撮り写真及び動画アプリ「SNOW」の開発、運営を行う会社。ユーザーは、700種類以上のスタンプや 30 種類以上のフィルターを使い撮影した写真や動画を加工し友達に送ったり、撮影した写真や動画をアプリ内に投稿し今の瞬間を友達に中継したりすることができる。韓国でサービスを開始以降、順調にユーザー数を拡大させ、2015 年 11 月からは日本、2016 年 2 月からは中国でもサービスを開始している。
LINEでは、成長を続けるSnow Corporationに出資することによりサービスのさらなる拡大に貢献したい、としている。また、今回の出資を通じて両社の関係を強固なものとし、将来的には韓国や中国におけるLINEのビジネスの拡大や「LINE」ユーザーへの新たな価値を提供することで、LINE株主にとっての価値向上に寄与する、としている。2016年12月期の業績予想に与える影響は軽微となる見通し。
