キャドセンターは、10月11日、インクリメントPとパスコと共同開発している3D都市データMAPCUBE(マップキューブ)に、キャドセンター独自のCG処理を加えた新データ「REAL 3DMAP TOKYO」の販売を開始した。
MAPCUBEは、航空測量で計測した高さ情報、二次元のベクトル地図情報と航空写真画像データをもとに生成した地形や建築構造物の3次元都市モデルデータ。今回提供する「REAL 3DMAP TOKYO」は、MAPCUBEの東京23区すべての建物をフルテクスチャ化し、窓ガラスの反射も適用した3次元都市データだ。航空機やドローンによる空撮では常に懸案となる規制や天候の影響を受けずに、 東京の都市空間をフォト・リアリスティックに再現するコンテンツ制作が可能となる。
3DCG業界で広く使用されているAUTODESK社の3ds Max形式で作成しているため、3D都市データが要求されるような映画やアニメーションなどの映像表現、航空機や船、鉄道といったシミュレータ用途への利用が想定されるという。地図データの販売方法としては、4km×4kmという単位から利用できるため、実際に使う領域のみを購入することができるとのこと。
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