「ロボットプラットフォーム」を提供するスピーシーズは、美しい外観のフィギュアライクな硬質樹脂製「Real 3D Skin」を持つ世界初のモーションフィギュア「Model MOFI7 Pro」を2017年2月に販売開始するのに先立ち、10月31日~11月2日に東京ビッグサイトで開催されるイベント「ビジネスフロンティア・フェア」の自社ブースにてデモ展示を実施する。
「Model MOFI7 Pro」は、スリムで美しいフィギュアの外観を忠実に実現しつつ静かに且つ滑らかに動かすことを目指し設計されたリアル3Dモーションフィギュア。価格は塗装済み標準外装込みで98万円(税別)(オプションで外装カスタマイズも別費用で受託)。今後の展望としては、低コスト化を行い各種アプリケーション用のコンシューマープラットフォームとして販路拡大を行っていく。コンシューマー用プラットフォームとして量産した場合の販売価格は25万円を目指している。
(以下、プレスリリースより)
◇フィギュアー部の身長約45cm
◇繊細でスリムなフィギュアーの外観を忠実に実現
◇外装は美しい硬質樹脂+塗装によるフィギュアーライクな「Real 3D Skin」
◇一般の2足歩行ロボットでは実現不可能な34自由度を持つダンサブルタイプ
◇CPUとして、RaspberryPi3 基板を実装(LINUX搭載)
◇MOFI-OS ver2.0搭載(PCやスマホなどからHTTPにて操作可能)
◇MikuMikuDanceにてモーション作成可能(.pmx、.vmdファイル利用)
◇高価なサーボやCPUが搭載されたからくりユニット下部が分離可能でメンテナンス性が高い
■背景
≪ロボットの課題「モーター音」を解消する特許技術、旧製品を刷新≫
ロボット技術を応用してフィギュアなどのキャラクター商品を静かに動かすことができれば、大きな市場となることは多くの人が論じています。しかし、ボディー内にサーボモーターを内蔵する従来型のロボットの構造ではサーボモーターの大きさと重さ、モーターの発する音がネックで“真の動くフィギュア”は実現できませんでした。
2014年7月にスピーシーズ株式会社は、スリムでキュートなキャラクターを静かに且つ滑らかに動かすことができる独自の特許技術(Motion Figure System:特許第5858556号)を応用した、『モーションフィギュア:MF201』を発表しました。人形部の各関節を特殊なワイヤー駆動方式で駆動し、駆動力を発生するサーボモーターや制御用のCPUは下部に設けられた「からくりユニット」内に収納することで、スリムな外観と静かな動作音を兼ね備えた真のモーションフィギュアです。
■特長 ~リニューアルポイント~
今回、外観と機能をより進化させた『リアル3Dモーションフィギュア:Model MOFI7 Pro』は、外装として世界初の美しいフィギュアライクな『Real 3D Skin』を持ち、丈夫な「骨格」、自由度の高い「4軸ステー」、モーターやCPUなどを内蔵する「からくりユニット」から構成されています。
今までで最多の関節数34軸を誇るダンサブルタイプのモーションフィギュアーで、体を支えるステーに4つの自由度を持たせたことで自由に踊ることができ、多数の関節により今までにない繊細で柔軟な表現が可能です。例えば、手首だけで3つの自由度を持っているので、一般的なロボットでは不可能な繊細な表現をすることが可能になりました。
また、IT業界デファクトのRaspberryPi3基板を実装してLINUXでのソフト開発が可能であり、また人気の高い3DCG制作ソフト MikuMikuDanceでモーション作成が可能となっています。
PCやタブレット、スマホなどはもちろんクラウドとも連携して動作することを前提に設計された、各種のIT系やIoT系のアプリケーションソフトウェアを開発することが可能なプラットフォームであり、動くユーザーインターフェースとしての役割を担っていきます。
<製品情報> 2017年2月販売スタート
型番:Model MOFI7 Pro
フィギュア身長:約450mm
外形寸法(おおよそ):W360×D400×H600mm
外装は硬質樹脂によるフィギュアーライクな「Real 3D Skin」
関節自由度:34軸
・頭部…3軸(左右回転、左右傾き、前後傾き)
・腕…7軸×2本(肩回転、肩開き、上腕回転、肘、手首×3)
・足…5軸×2本(もも前後、もも回転、開き、膝、足首)
・腰…3軸(左右回転、左右傾き、前後傾き)
・ステー…4軸
駆動方式:多関節両引きワイヤー駆動方式(特許取得済み)
関節可動範囲:最大200度程度(部位による)
ホストとの接続:WiFi、LANなど