

第2四半期連結累計期間は、アドテク事業は堅調に推移して増収増益を継続、スマホコンテンツ事業は売上規模が拡大して増収となった一方で大型広告投資等の費用増により減益となった。なお、インベストメント事業は、前年同期に投資先上場に伴う大型の株式売却益を計上した影響で減収減益となった。
各セグメントごとの状況は以下の通り。
①広告事業…売上高38億1500万円(前年同期比55.7%増)、セグメント利益4億4200万円(同70.1%増)
DSP(広告主向け広告配信プラットフォーム)とSSP(メディア向け広告管理プラットフォーム)がともに成長を継続するとともに、前連結会計年度に先行投資の影響で一時的に低下したアドテク事業の売上総利益率も先行投資実施前の水準に回復し、利益面においても堅調に推移した。
②コンテンツ事業…売上高25億2000万円(同99.4%増)、セグメント損益2億5300万円の赤字(前年同期2億1500万円の赤字)
スマホコンテンツ事業は、ネイティブソーシャルゲーム『クラッシュフィーバー』と、連結子会社Smarprise(スマープライズ)のアフィリエイトサービス「SMART GAME(スマート ゲーム)」が成長をけん引し、アバターアプリ『CocoPPa Play(ココッパ プレイ)』も増収に貢献した。一方で、主に『クラッシュフィーバー』のテレビコマーシャルを中心とした約11億円の大型広告投資やのれん償却費増加などによって、コンテンツ事業の営業損益は赤字となった。
③インベストメント事業…売上高2億2900万円(同83.6%減)、セグメント利益1億6100万円(同88.0%減)
ファンド運用損益の計上などがあったものの、前年度は投資先の富士山マガジンサービス<3138>上場に伴う大型の株式売却益を計上したことなどの影響を受けた。
なお、これまで非開示としていた2017年3月期の予想については、売上高と営業利益をレンジ予想で新たに開示しており、売上高は130億~145億円(前期比16.8~30.3%増)、営業利益は7~10億円(同53.6%~33.8%減)の見込みとしている。

会社情報
- 会社名
- ユナイテッド株式会社
- 設立
- 1998年2月
- 代表者
- 代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 2497