グリー、「au one GREE」の年齢認証を強化 KDDIの年齢情報を新たに活用

 グリー<3632>は、2011年1月下旬より、KDDI<9433>が提供する年齢確認サービスを導入し、グリーとKDDIが共同で運営するSNS「au one GREE」で、より正確な年齢認証を行う、と発表した。  グリーでは、これまで「au one GREE」に登録された年齢情報や携帯フィルタリングサービスの加入状況などからユーザーの年齢を認証していたが、今後は、さらにKDDIが保有する年齢情報を活用する、とのこと。これにより、より精度の高い年齢認証が可能となり、「au one GREE」における年齢別の機能制限の効果がさらに高まる、としている。  なお、グリーの青少年の保護・健全育成に向けた取り組みは以下のとおり。 ■パトロール体制 ・2006年11月より、24時間365日のパトロール体制を運用 ・日記、コミュニティ、写真、動画、メールなどにおける投稿につき、システムおよび目視でのパトロールを実施   - システム的に検知された書き込みのほか、画像、動画も含め、各種投稿につき、社内スタッフ、専門業者が目視によりチェック   - 違反投稿や不快なユーザーについて、発見したユーザーが申告できる通報ボタンの設置   - サイトパトロールにより、不適切なものが確認された場合は、削除、警告、停止などの措置を実施 ・不適切な単語が含まれるメールの送信を阻止 ・メールの大量送信などの違反行為に対するシステム制限の設定 ・面識のない異性との出会いなどを目的とした利用・投稿への監視を強化 ・個人情報を含む投稿や「GREE」内のメールの送受信に対するペナルティ水準の引き上げ ・プロフィール、日記、コミュニティなどの各種検索機能において、不適切な単語を検索対象から除外 ■利用者の認証 ・「GREE」での登録情報に関しての対策   - 「GREE」の新規登録時において、携帯端末認証を実施し、違反ユーザーの再登録を防止   - 利用年齢の詐称を防止するため、登録した生年月日の変更を制限 ・ブラックリスト方式の携帯フィルタリングを活用したゾーニングシステムの導入   - 18歳未満の携帯電話利用者に義務付けられている携帯フィルタリングサービスの加入状況を識別することで、ユーザーの年齢確認の精度向上   - 特定分類アクセス制限方式(ブラックリスト方式)の携帯フィルタリングサービスにおいて、アクセス制限カテゴリに分類されるサイトを開設し、そのサイトの表示状況からフィルタリングの加入状況を識別 ■年齢別の機能制限の強化 ・18歳未満のユーザーと18歳以上のユーザーとのメールの送受信について制限 ・18歳未満のユーザーについて、18歳以上のユーザーによる検索結果から除外 ・18歳未満に対して友だち希望を行う際のメール内容を定型文に限定 ■啓発活動 ・「GREE7つの約束」などの啓発コンテンツを、ユーザーの目に触れやすい場所に掲示 ・青少年インターネット環境整備法、出会い系サイト規制法などに特化した注意喚起のページを設置 ・小、中、高等学校の夏季休業期間に合わせて、テレビCMを活用し、青少年やその保護者に対して、安心・安全なインターネットの利用に向けた注意喚起を実施
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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