
同社の2017年5月期の第1四半期(6~8月)における売上高の80%は『ゴシックは魔法乙女』が占めるなど、本作は同社の業績を大きく左右するタイトルに成長してきた。しかし、現在は日本国内での配信にとどまっており、同社は海外配信の可能性を模索してきた。
一方、KM BOX社は韓国内において『鉄拳7 Fated Retribution』のライセンス展開を行うなど、韓国内で日本のアーケード基板、筐体を販売ビジネスを展開しており、オンラインゲームではケイブの『真・女神転生IMAGINE』の韓国内での配信にも携わってきた。
そこでケイブは、地域的、文化的に親和性の高い韓国を『ゴシックは魔法乙女』の最初の海外配信先に選定し、KM BOX社と共同で事業展開することを決定した。
具体的には、KM BOX社が『ゴシックは魔法乙女』の韓国市場におけるローカライズと配信、プロモーションを担当し、ケイブはその監修を行うとしている。
なお、事業開始は2017年春ごろの予定で、ケイブの2017年5月期業績に与える影響は軽微としている。
<韓国KM BOX社概要>

会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役副社長 安藤 裕史
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高14億900万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益8億1200万円の赤字、最終損益9億3600万円の赤字(2022年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760