任天堂<7974>は、1月31日、2017年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の4700億円を据え置いたものの、営業利益は同300億円から200億円(同33.3%減)に下方修正された。一方で、経常利益は同100億円から300億円(同3.0倍)、四半期純利益は同500億円から900億円(同80.0%増)に上方修正となった。なお、同社は昨年10月26日にも業績予想の修正を実施している。
第3四半期連結累計期間の販売実績およびその後の状況を踏まえた結果、通期の販売予想を見直したほか、為替の前提レートも1USドル100円から110円、1ユーロ115円から120円に見直した。その一方で、外貨建資産を為替相場で評価したことで発生した評価益為替差益413億円が営業外収益として発生したことが経常利益以降を押し上げた。
また、同日発表した2017年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高3111億円(前年同期比26.9%減)、営業利益263億円(同38.1%減)、経常利益491億円(同11.2%減)、四半期純利益1029億円(前年同期比2.5倍)となった。第2四半期までの営業・経常赤字から両利益は黒字転換を果たした。
四半期純利益が大きく膨らんでいるのは、メジャーリーグ球団シアトルマリナーズの運営会社の持分の一部を売却したことによる投資有価証券売却益635億円を特別利益として計上したため。
ニンテンドー3DSは、全世界で発売した『ポケットモンスターサン・ムーン』が話題を集め、1,469万本の大ヒットを記録したほか、『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』もミリオンセラーとなった。また、スマートデバイス向けアプリ『ポケモンGO』が配信されて以降、過去に発売した『ポケットモンスター』シリーズのソフトウェアも販売を伸ばし、特に海外ではハードウェアもけん引する動きが見られ、全世界におけるハードウェアの販売台数は645万台(前年同期比10%増)、ソフトウェアの販売本数は4,678万本(前年同期比20%増)となった。
Wii Uはハードウェアの総合的な需要予測などを踏まえ、当期の出荷台数は80万台としていたが、期初の想定に沿った動きとなり、ハードウェアの販売台数は76万台(前年同期比75%減)、ソフトウェアの販売本数は1,248万本(前年同期比45%減)となった。
スマートデバイスは、12月15日に150の国と地域で配信開始したマリオの新しいアクションゲームアプリ『スーパーマリオ ラン』が配信開始より4日間で全世界4,000万ダウンロードを突破し、大きな反響を得た。
その他、11月に国内外で発売した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(日本版名称)」は各地で人気を博した。一方、amiibo(アミーボ)は、新たに発売したamiiboを使って楽しめる新作ソフトの展開により販売状況に回復の兆しを見せたものの、フィギュア型が約650万体、カード型が約660万枚の販売にとどまり、ダウンロード売上も、追加コンテンツによる売上が少なかったため、いずれも前年同期と比べて大きく減少した。
なお、2017年3月期通期については、家庭用据置型ゲーム機「Nintendo Switch」の発売を2017年3月3日に国内外で予定している。同日に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『1-2-Switch(ワン・ツー・スイッチ)』などの自社ソフトおよびサードパーティーからも有力タイトルの発売を予定している。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は同時にWii U版も発売する。
ニンテンドー3DSでは、好調に推移している『ポケットモンスター サン・ムーン』や『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』の話題性を維持させるとともに、『マリオスポーツ スーパースターズ』などの新作ソフトを発売する。
スマートデバイスビジネスでは、2月2日にゲームアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』を、3月には、昨年12月にiOS向けに配信を開始した『スーパーマリオ ラン』のAndroid版配信を予定している。これらの配信と運営対応に伴い、当期中に予定してうた『どうぶつの森』の配信開始時期を見直して、来期中に変更した。
第3四半期連結累計期間の販売実績およびその後の状況を踏まえた結果、通期の販売予想を見直したほか、為替の前提レートも1USドル100円から110円、1ユーロ115円から120円に見直した。その一方で、外貨建資産を為替相場で評価したことで発生した評価益為替差益413億円が営業外収益として発生したことが経常利益以降を押し上げた。
また、同日発表した2017年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高3111億円(前年同期比26.9%減)、営業利益263億円(同38.1%減)、経常利益491億円(同11.2%減)、四半期純利益1029億円(前年同期比2.5倍)となった。第2四半期までの営業・経常赤字から両利益は黒字転換を果たした。
四半期純利益が大きく膨らんでいるのは、メジャーリーグ球団シアトルマリナーズの運営会社の持分の一部を売却したことによる投資有価証券売却益635億円を特別利益として計上したため。
ニンテンドー3DSは、全世界で発売した『ポケットモンスターサン・ムーン』が話題を集め、1,469万本の大ヒットを記録したほか、『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』もミリオンセラーとなった。また、スマートデバイス向けアプリ『ポケモンGO』が配信されて以降、過去に発売した『ポケットモンスター』シリーズのソフトウェアも販売を伸ばし、特に海外ではハードウェアもけん引する動きが見られ、全世界におけるハードウェアの販売台数は645万台(前年同期比10%増)、ソフトウェアの販売本数は4,678万本(前年同期比20%増)となった。
Wii Uはハードウェアの総合的な需要予測などを踏まえ、当期の出荷台数は80万台としていたが、期初の想定に沿った動きとなり、ハードウェアの販売台数は76万台(前年同期比75%減)、ソフトウェアの販売本数は1,248万本(前年同期比45%減)となった。
スマートデバイスは、12月15日に150の国と地域で配信開始したマリオの新しいアクションゲームアプリ『スーパーマリオ ラン』が配信開始より4日間で全世界4,000万ダウンロードを突破し、大きな反響を得た。
その他、11月に国内外で発売した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(日本版名称)」は各地で人気を博した。一方、amiibo(アミーボ)は、新たに発売したamiiboを使って楽しめる新作ソフトの展開により販売状況に回復の兆しを見せたものの、フィギュア型が約650万体、カード型が約660万枚の販売にとどまり、ダウンロード売上も、追加コンテンツによる売上が少なかったため、いずれも前年同期と比べて大きく減少した。
なお、2017年3月期通期については、家庭用据置型ゲーム機「Nintendo Switch」の発売を2017年3月3日に国内外で予定している。同日に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『1-2-Switch(ワン・ツー・スイッチ)』などの自社ソフトおよびサードパーティーからも有力タイトルの発売を予定している。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は同時にWii U版も発売する。
ニンテンドー3DSでは、好調に推移している『ポケットモンスター サン・ムーン』や『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』の話題性を維持させるとともに、『マリオスポーツ スーパースターズ』などの新作ソフトを発売する。
スマートデバイスビジネスでは、2月2日にゲームアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』を、3月には、昨年12月にiOS向けに配信を開始した『スーパーマリオ ラン』のAndroid版配信を予定している。これらの配信と運営対応に伴い、当期中に予定してうた『どうぶつの森』の配信開始時期を見直して、来期中に変更した。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974