【モブキャスト決算説明会】「2017年は”進化成長”の一年に」(藪社長)…大型IP×岡本吉起氏のProject「OK」の新情報を3月9日に発表

モブキャスト<3664>は、本日2月9日に、2016年12月期の連結決算を発表、都内で決算説明会を開催した。

2016年12月期の連結決算は、売上高30億9700万円(前々期比20.9%減)、営業損益2億2200万円の赤字(前年同期4億4500万円の赤字)、経常損益2億3400万円の赤字(同4億7100万円の赤字)、最終損益3億3300万円の赤字(同16億5800万円の赤字)となった。(関連記事

説明会では、同社の藪考樹社長が2016年12月期の連結決算概要、新作タイトル開発の取り組みなどを説明した。

 

■4Qはブラウザゲームが回復 ネイティブゲームも10%増に


第4四半期期間(10-12月)の業績では、売上高7億4700万円(前四半期比5.1%増)、営業損益9400万円の赤字(前四半期7700万円の赤字)、経常損益7900万円の赤字(同6900万円の赤字)、最終損益6400万円の赤字(同7000万円の赤字)となった。売り上げは、ブラウザゲームはマイネットへの運営移管にて一時的に3Qで減収したが、4Qに回復して増収傾向にある。ネイティブゲームについては、『18』での様々なコラボレーション施策が定着、増収傾向を維持し、前期比110.5%となった。
 

費用については、3Qに引き続き4Qでも広告宣伝費を抑制、前四半期と同水準を維持した。
 

 
 

■「2017年は成長進化の1年に」(藪社長)


2016年では、2017年への環境作りとして、『18』のターゲットユーザーに沿ったさアニメコミックyoutuber声優とコラボ、海外での展開、従量課金追+加課金新しい課金タイプを提案した『LUMINES パズル&ミュージック Lite』のリリース、中華圏向け新作「魔法少女まどか☆マギカ」のリリース、15億円の資金調達を実施。これをもって、2017年に新規にリリースする5タイトルが成功するための環境作りを完了したとのこと。
 

2017年は同社にとって”進化成長”の一年となると藪社長は話し、2017年度における新タイトル開発への取り組みを説明した

同社の強みとして、この3年で培ったIPの取得力、海外でも著名なクリエーターのネットワーク、グローバルで成功事例、短期で高クオリティのタイトルを製作できることなどを挙げた。IPの取得力については、中国にパートナーがいることが強みになっており、国内以外でも採算を取れるということをアピールしライセンス元に営業を行っているという。
 

既存タイトル『18』については既に報じられているようにテレビアニメ化が決定した。アニメとのコラボにてアプリの売り上げ増を見込むほか、新たなゲームの展開についても検討している。
 

「LUMINESプロジェクト」では、2つの「ルミネス」を配信予定となっている。現在の『LUMINES パズル&ミュージック』と、現在開発中のProject「LIP」がこれにあたる。
 

また、中国で人気のサッカーゲームを開発したCAPSTONE社と世界の選手が登場するグローバル向けサッカーネイティブアプリProject「CMM」を開発中。中国・日本にて配信予定となっている。
 


大型IP×岡本吉起氏によるProject「OK」については、新情報を3月9日に発表予定。さらに、2016年には岡本吉起氏がゲームプロデューサーを務めるゲーム開発会社でらゲーが、モブキャストの上位第3位相当の株主になり、強固な協力関係構築、およびProject「ok」以外の新タイトルについても検討中だとのこと。

 

今後のリリース計画については、Project「CMM」、Project「LEGEND」、Project「ok」、Project「SM」、Project「LIP」の順番に配信予定で、詳細なリリース時期については非公開とした。



 
株式会社モブキャストホールディングス
https://mobcast.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社モブキャストホールディングス
設立
2004年3月
代表者
代表取締役CEO 藪 考樹
決算期
12月
直近業績
売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3664
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