セルシスは、2月28日、イラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT EX」のアップデートを行い、ドワンゴがオープンソースで公開しているアニメーション制作ソフト「OpenToonz」との連携させることが可能になったと発表した。この機能は、アニメ業界向けに開催されたアニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム(ACTF)2017でプレビューを行い、 関係者より好評だったとのこと。
<以下、プレスリリースより>
CLIP STUDIO PAINTで作成した原動画を書き出し、 OpenToonzで彩色・仕上げを行うことができるようになります。
CLIP STUDIO PAINT で編集したセル画像とタイムラインの情報を、 OpenToonz で読み込める形式で書き出せます。セル画像はOpenToonz のワークフローに沿ってアンチエイリアスをつけたまま出力することも、 またPAINTMAN を用いたワークフローに倣ってアンチエイリアスをオフにして出力することもできます。 アンチエイリアスをオフで出力する場合は、 プレビューを確認しながら線幅を調整して出力できます。 詳しい手順は下記講座をご覧ください。
▼クリスタの作画データをOpenToonz で彩色する手順
https://howto.clip-studio.com/library/page/view/clipstudiopaint_animation_opentoonz_01
CLIP STUDIO PAINTはアニメ制作ソフトでトップシェアの「PaintMan(RETAS STUDIO)」との連携機能により、 すでに多くのアニメスタジオでご導入いただいており、 今後更なる機能改善と他ツールとの連携の強化、 各社の工程管理ツールとの親和性の向上を目指しています。
【CLIP STUDIO PAINTのアップデートについて】
CLIP STUDIO PAINTをお持ちのユーザーさまは無償でアップデートしていただけます。 最新バージョンではその他にも、 下記をはじめとしたさまざまな機能追加や改善を行っています。
・ライトテーブルの表示方法にハーフカラーが追加され、 Stylosのハーフトーンと同様の表示が可能に
・トーンの縮小表示を改良
・色の設定ダイアログの改良
・タイムラインパレットの操作性向上など
▼詳しくはこちら
OpenToonzについて
「OpenToonz」は株式会社スタジオジブリで長年使われてきたDigital Video社のソフトウェア「Toonz」を基に、 株式会社ドワンゴが両社の協力を得て開発を進めるオープンソースの2Dアニメーション制作ソフトウェアです。 ソースコードを自由に改変することができ、 映像表現に関する学術研究とアニメ制作の現場とをつなぐ、 あたらしいプラットフォームを目指しています。
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