エイチーム<3662>は、3月10日、東京都内で2017年7月期の第2四半期の決算説明会を開催した。説明会では、同社の林高生社長が決算概要やセグメント別の事業状況、足元第3四半期の進捗などの説明を行った。今回はその中から同社が2016年12月22日にリリースした新作『放課後ガールズトライブ』(以下『ガルトラ』)の足元の状況について取り上げたい。
『ガルトラ』は、2017年1月10日より課金を開始しており、この第四半期の決算においては「20日くらい分が寄与している」(林社長)という。また、同社は上期計画の広告宣伝費が一部未消化となったことを第2四半期の業績予想の上方修正の要因の1つとしていたが、これは意図して『ガルトラ』の広告宣伝費を使わなかった部分もあるという。
というのも、中内之公取締役エンターテインメント事業本部長(写真)によると、「KPI上で目標設定しているものに届いていないものがあった」とのこと。現在は「いったん中身の立て直し、拡充を図っている」(中内氏)とし、これが完了してからプロモーションを積極的にかけていくことになるそうだ。
なお、そのフェーズに入るのは「もうちょっと(時間が)かかりそう」(同)としていた。
(編集部:柴田正之)
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662