レコチョク・ラボ、電気通信大学「人工知能先端研究センター」に参画 栗原聡研究室とAIを活用した音楽配信サービスの開発も

レコチョクは、3月15日、同社の研究開発機関である「レコチョク・ラボ」が電気通信大学が7月1日に設置した「人工知能先端研究センター (Artificial Intelligence eXploration Research Center、AIX)」にサポーター企業として参画すると発表した。

AIXは、電気通信大学が「特色ある研究を融合させた革新的学際・融合分野の創造」を戦略的に行うため、同大学が強みを有する人工知能、ロボティクス、ビッグデータ、計算機科学、サービスサイエンスの研究者を結集し設立した、国立大学初のAI研究センター。「汎用人工知能」を主軸とする研究を行っており、今後AIが急速に進化し社会実装される過程で、AIが人と共生するための核となる汎用人工知能の実現を目指して、企業とも積極的に連携し研究を推進していく予定。

レコチョク・ラボは、今回のAIX参画とともに、新たに電気通信大学情報理工学研究科栗原聡研究室と、音楽配信サービスにおけるAIの活用促進を目的とした共同研究を開始することも明らかにした。なお、栗原聡教授は、人工知能先端研究センター(AIX)長を務めている。

両者は、レコチョクの擁する音楽リソースの有効活用のため、AIを活用し、リスナーの楽曲視聴動向の把握・分析、楽曲レコメンド技術、楽曲メタデータの自動検出、対話エンジンを使った次世代検索エンジンの開発などを手がけ、音楽配信サービスの新たな可能性に取り組む、としている。