創通、2Qは売上高27%減、営業益19%減で着地 新作TVアニメの下期偏重もあり、おおむね計画通りの推移に 遊技機向け販促案件は苦戦

創通<3711>は、4月7日、2017年8月期の第2四半期累計(9~2月)の連結決算を発表、売上高91億4900万円(前年同期比27.0%減)、営業利益14億7100万円(同19.2%減)、経常利益14億4700万円(同21.1%減)、四半期純利益9億9100万円(同17.4%減)と減収減益での着地となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①メディア事業…売上高62億5600万円(前年同期比34.5%減)、営業利益3億3600万円(同41.6%減)
継続番組である「それいけ!アンパンマン」「リルリルフェアリル~妖精のドア~」などのほか、ガンダムシリーズの新作「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2章および「MARGINAL#4 KISSから創造るBig Bang」などの新作のテレビアニメーション番組についての製作出資・製作委員会の組成・共同運営ならびにプロデュース事業を実施した。期初の計画通りに推移したが、当期はプロデュースを行った新番組の放送スタートが下半期中心のため、第2四半期連結累計期間におけるアニメ制作受託収入並びに提供料収入が減少した。また、遊技機の広告収入およびキャラクターを利用した販促キャンペーンについて新規受注獲得ができず、売上高減少の大きな要因となった。

②ライツ事業…売上高25億9100万円(同4.9%減)、営業利益11億3600万円(同9.7%減)
「ガンダム」シリーズに関しておおむね計画通り、堅調に推移した。しかし、アーケードゲームおよび遊技機の大型版権収入のあった前年同期と比べると反動減により売上高が減少した。また、キャラクターイベントにおいて、初の「C3北京」の開催および国内の巡回型イベント「機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」を開催するなど事業の幅を拡大した。

③スポーツ事業…売上高3億100万円(同10.9%増)、営業利益3100万円(同53.3%増)
球場看板広告の新規案件を受注した。

なお、2017年8月期通期の連結業績予想は、従来予想予想から変更なく、売上高210億円(前期比9.4%減)、営業利益31億5000万円(同10.0%減)、経常利益31億5000万円(同10.0%減)、当期純利益20億6000万円(同9.8%減)の見込み。
 
株式会社創通
https://www.sotsu.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社創通
設立
1965年10月
代表者
代表取締役社長 難波 秀行
決算期
3月
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