ソニー、17年3月期は減収減益 ゲーム事業の営業益は53%増の1356億円と大幅増益 PS4本体のコスト削減とソフト販売好調で

ソニー<6758>は、4月28日、2017年3月期の連結決算(SEC基準)を発表し、売上高及び営業収入が前の期比6.2%減の7兆6032億円、営業利益が同1.9%減の2887億円、最終利益が同50.4%減の732億円だった。

 


減収となったが、為替レートが円高に推移した影響による。一定ベースでは、モバイル分野が大幅に減収となった一方、ゲーム&ネットワークサービスと半導体が大幅な増収となったという。営業利益についても減益となったが、映画分野で営業権の減損1121億円を計上したことが響いた。ただ、モバイルの収益改善と、ゲーム&ネットワークサービス分野が増益となったとのこと。


 
■ゲーム分野は大幅な増益に

なお、ゲーム&ネットワークサービス分野にフォーカスを当てると、前の期比6.3%増の1兆6498億円となった。為替の円高とプレイステーション4(PS4)のハードウェアの価格改定の影響などがあったが、主にネットワークを通じた販売を含むPS4のソフトウェアの増収とハードウェアの増収により、分野全体で増収となった。

営業利益は、同52.9%増の1356億円だった。為替やPS4のハードウェアの価格改定の影響が出たものの、PS4のハードウェアのコスト削減、PS4のソフトウェアの増収の影響などにより、分野全体で大幅な増益となった、としている。なお為替の悪影響は22億円になった。
ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
決算期
3月
直近業績
売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
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