ボルテージ、3Qは売上高20%減、営業益85%減と大幅減収減益に 新シリーズや実験作の立ち上げ遅れで 4Qは3Q末配信の新作の売上拡大に注力

ボルテージ<3639>は、5月8日、2017年6月期の第3四半期累計(7~3月)の連結決算を発表、売上高68億5700万円(前年同期比20.0%減)、営業利益6600万円(同85.0%減)、経常利益7400万円(同82.7%減)、四半期純損益1300万円の赤字(前年同期2億1800万円の黒字)と最終赤字に転落した。
 

基幹シリーズの減少は想定通りとなったものの、新シリーズおよび実験作・その他の立ち上がりが想定よりも遅れ、大幅な減収となった。なお、第3四半期連結会計期間末である3月には、新シリーズおよび実験作・その他のいくつかの新規タイトルを配信開始しており、業績への寄与は第4四半期以降になる見込み。一方、利益面では、費用は広告宣伝費の抑制等により大幅に減少したものの、売上の減少を補てんするには至らなかった。

第4四半期は、第3四半期末に配信開始した読み物アプリ『Lovestruck:Choose Your Romance』『ワタシドラマ』や、カジュアル層をターゲットとした『フェイク~芸能人は全員嘘つき?~』などの複数の新シリーズ・実験作のタイトルの売上拡大を図り、また、今夏に配信開始を予定している女性コア層向けブランド「ボルテージドリーム」の第1弾タイトル「アニドルカラーズ」の開発を進めていくとしている。

なお、2017年6月期通期の連結業績予想については、前回発表予想から変更なく、売上高95億円(前期比15.3%減)、営業利益1億5000万円(同71.7%減)、経常利益1億5000万円(同69.3%減)、当期純利益1000万円(同95.2%減)の見込み。
 

 
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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