コーエーテクモHD、「デジタルビジネス」の売上は100億円超に拡大 DOA5LRやモバイル成長 Steam向けが急速に拡大
コーエーテクモホールディングス<3635>は、4月28日に開催した決算説明会で、ダウンロードコンテンツやモバイルゲーム、PCオンラインゲームなどの「デジタルビジネス」の売上比率が年々伸びていることを明らかにした。2017年3月期においては、100億円を突破し、同社全体の売上に占める割合は40%近くに到達したようだ。
説明にあたった襟川陽一氏は、『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』のダウンロードコンテンツやモバイルゲームの収益が伸びていることに加え、近年ではPC向けのSteamプラットフォームのソフトの売上が急速に伸び、新しい収益源になっているという。Valve社と連携し、「KOEI TECMO Publisher Weekend」を開催した際には同社の想定を大きく上回る売上になったという。デジタルビジネスは成長領域ととらえ、引き続き注力していく方針だ。
スマートフォンゲームでは『討鬼伝モノノフ』や『三国志レギオン』『拡張少女系トライナリー』などをリリースしたほか、ネクソンなどと組んで展開している『真・三國無双 斬』も繁体字圏や韓国でヒットし、日本国内でもサービスを開始する予定だ。『大航海時代Ⅴ』(NEXON)、『三國志曹操伝 Online』(NEXON)、『真・三國無双 激闘版(仮称)』((Perfect World)、『のぶニャがの野望』などをグローバル展開する。
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635