【速報】ドリコム、1Qは売上高46%増ながら営業益85%減に…『ダビマス』の積極的なプロモなど費用先行 2Qは新作開発費用や営業外費用を計上へ(グラフ追加・追記)
ドリコム<3793>は、7月27日、2018年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高25億7200万円(前年同期比46.9%増)ながら、営業利益3400万円(同85.0%減)、経常利益1700万円(同92.1%減)、四半期純損益400万円の赤字(同1億1500万円の黒字)となった。
他社配信アニメ版権ゲーム(『ONE PIECEトレジャークルーズ』(『トレクル』)と『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』)がIPの持つ高い求心力を活かし、引き続き安定的な推移を維持したほか、競馬シーズンに合わせて積極的なプロモーションを実施した『ダービースタリオン マスターズ』(『ダビマス』)が既存ユーザーの支持の下、着実に収益寄与し、売上高は大幅な増収を達成した。
その一方、利益面については、前述の通り『ダビマス』の積極的なプロモーションを展開したことに加え、開発力・運用力強化に向けた採用費の増加などが影響した。
セグメント別の状況は以下の通り。
①コンテンツサービス…売上高23億800万円(前年同期比56.0%増)、セグメント利益1億1800万円(同60.4%減)
他社コンテンツゲームでは、既存の他社配信アニメ版権ゲームが国内外で好調な推移を維持した。特に5月にリリース3周年を迎えた『トレクル』は、IPの有する高い求心力から、3周年記念イベントが2周年記念イベントを上回る盛況を呈し、安定的に収益寄与した。また『ダビマス』も、重賞シーズンに合わせて実施した種々のプロモーションイベントにより、既存ユーザーを中心に支持を獲得し、引き続き堅調に収益貢献した。オリジナルゲームも、既存ユーザーの満足度維持・向上に焦点を当てたイベント施策に注力した結果、リリースからの経年に抗う売上水準を維持した。
なお、他社配信アニメ版権ゲーム2本の売上高については、配信会社からの一定の比率に応じた売上分配を得る形となっていることから、売上への影響は相対的に小さいものの、支払手数料が無いため、利益に与える影響が大きくなる。
②広告メディアサービス…セグメント売上高2億6300万円(同12.2%減)、セグメント損益8300万円の赤字(前年同期5820万円の赤字)
広告メディアサービスでは、既存サービスの運用の他、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である「DRIP(Drecom Invention Platform)」のもと、インターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねており、ダイニングコンシェルジュサービス「PlanB」、物々交換アプリ「Clip」および、街歩きアプリ「Pass」の3サービスを運用している。ただ、いずれの事業も事業開発段階にあることから費用が先行した。
なお、2018年3月期の連結業績予想は非開示。同社は第2四半期累計(4~9月)の業績予想予想のみを開示しており、売上高61億円(前年同期比79.2%増)、営業利益5000万円(同86.3%減)、経常損益5000万円の赤字、四半期純損益5000万円の赤字の見込み。
先日の業績予想の修正発表時に新規ゲームアプリ(おそらく『みんゴル』)の開発費用が第2四半期での計上となったとしており、そうした数字を織り込んでいるものと思われる。
■QonQでは減収減益、2Qは大幅増収も引き続き費用先行
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第1四半期の売上高は前四半期比5.2%減、営業利益は同91.9%減、経常利益は同95.7%減となった。また、第2四半期の累計業績予想を基に第2四半期期間(7~9月)の業績予想を見てみると、売上高35億2800万円(前四半期比37.2%増)、営業利益1600万円(同52.9%減)、経常損益6700万円の赤字、四半期純損益4600万円の赤字となっている。
第2四半期期間の売上高が大幅な増収見通しなのは、おそらく『みんゴル』の寄与によるものと思われる。逆に各利益項目には『みんゴル』の開発費用が計上されたほか、経常利益以降にはシンジケートローンによる資金調達に伴う営業外費用5000万円の計上も影響している。
他社配信アニメ版権ゲーム(『ONE PIECEトレジャークルーズ』(『トレクル』)と『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』)がIPの持つ高い求心力を活かし、引き続き安定的な推移を維持したほか、競馬シーズンに合わせて積極的なプロモーションを実施した『ダービースタリオン マスターズ』(『ダビマス』)が既存ユーザーの支持の下、着実に収益寄与し、売上高は大幅な増収を達成した。
その一方、利益面については、前述の通り『ダビマス』の積極的なプロモーションを展開したことに加え、開発力・運用力強化に向けた採用費の増加などが影響した。
セグメント別の状況は以下の通り。
①コンテンツサービス…売上高23億800万円(前年同期比56.0%増)、セグメント利益1億1800万円(同60.4%減)
他社コンテンツゲームでは、既存の他社配信アニメ版権ゲームが国内外で好調な推移を維持した。特に5月にリリース3周年を迎えた『トレクル』は、IPの有する高い求心力から、3周年記念イベントが2周年記念イベントを上回る盛況を呈し、安定的に収益寄与した。また『ダビマス』も、重賞シーズンに合わせて実施した種々のプロモーションイベントにより、既存ユーザーを中心に支持を獲得し、引き続き堅調に収益貢献した。オリジナルゲームも、既存ユーザーの満足度維持・向上に焦点を当てたイベント施策に注力した結果、リリースからの経年に抗う売上水準を維持した。
なお、他社配信アニメ版権ゲーム2本の売上高については、配信会社からの一定の比率に応じた売上分配を得る形となっていることから、売上への影響は相対的に小さいものの、支払手数料が無いため、利益に与える影響が大きくなる。
②広告メディアサービス…セグメント売上高2億6300万円(同12.2%減)、セグメント損益8300万円の赤字(前年同期5820万円の赤字)
広告メディアサービスでは、既存サービスの運用の他、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である「DRIP(Drecom Invention Platform)」のもと、インターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねており、ダイニングコンシェルジュサービス「PlanB」、物々交換アプリ「Clip」および、街歩きアプリ「Pass」の3サービスを運用している。ただ、いずれの事業も事業開発段階にあることから費用が先行した。
なお、2018年3月期の連結業績予想は非開示。同社は第2四半期累計(4~9月)の業績予想予想のみを開示しており、売上高61億円(前年同期比79.2%増)、営業利益5000万円(同86.3%減)、経常損益5000万円の赤字、四半期純損益5000万円の赤字の見込み。
先日の業績予想の修正発表時に新規ゲームアプリ(おそらく『みんゴル』)の開発費用が第2四半期での計上となったとしており、そうした数字を織り込んでいるものと思われる。
■QonQでは減収減益、2Qは大幅増収も引き続き費用先行
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第1四半期の売上高は前四半期比5.2%減、営業利益は同91.9%減、経常利益は同95.7%減となった。また、第2四半期の累計業績予想を基に第2四半期期間(7~9月)の業績予想を見てみると、売上高35億2800万円(前四半期比37.2%増)、営業利益1600万円(同52.9%減)、経常損益6700万円の赤字、四半期純損益4600万円の赤字となっている。
第2四半期期間の売上高が大幅な増収見通しなのは、おそらく『みんゴル』の寄与によるものと思われる。逆に各利益項目には『みんゴル』の開発費用が計上されたほか、経常利益以降にはシンジケートローンによる資金調達に伴う営業外費用5000万円の計上も影響している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793