バンナムHD、ゲーム事業は増収減益…『ドッカンバトル』や『トレクル』『アイマス』などモバイル好調も家庭用ゲームで反動減

バンダイナムコホールディングス<7832>の第1四半期決算のネットワークエンターテインメント事業は、売上高が前年同期比7.1%増の917億円、セグメント利益が同23.4%減の127億円と増収減益だった。ネットワークゲームが好調だったものの、家庭用ゲームソフトでの減収が響いたもようだ。

カテゴリー別の内訳を見ていくと、モバイルオンラインゲームを中心とするネットワークコンテンツが同30.9%増の457億円と大きく伸ばした。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や『ワンピース トレジャークルーズ』、「アイドルマスター」の既存主力タイトルが好調に推移したほか、新作タイトル『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』が好スタートを切ったという。月商で150億円を超えた。

 


他方、家庭用ゲームソフトは27.9%減の214億円だった。これが同事業の主な減益要因だったといえよう。前年同期は、利益率の高い新作タイトル(『DARK SOULS Ⅲ』とみられる)が人気となったが、今期はそれがなかったとのこと。販売本数をみると、アメリカとヨーロッパを中心に減少しており、前年同期比25.5%減の560万本となった。

 


このほか、業務用ゲームについては同17.2%減の67億円、アミューズメント施設は4.3%増の143億円となった。
 
株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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