enish、3Qは売上高26%減、7.3億円の営業赤字を計上 10月配信開始の『欅のキセキ』は150万DLを突破 25日からTVCMも放映開始(グラフ追加・追記)
enish<3667>は、10月30日、2017年12月期の第3四半期累計(1~9月)の決算(非連結)を発表、売上高27億9200万円(前年同期比26.2%減)、営業損益7億3200万円の赤字(前年同期2億5500万円の赤字)、経常損益7億2700万円の赤字(同2億9300万円の赤字)、四半期純損益7億9600万円の赤字(同3億6500万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
ゲーム事業の強化を目的とした選択と集中を進める中で、ブラウザゲームの『プラチナ☆ガール』をビジュアライズへ譲渡した。既存タイトルは、注力タイトルはゲーム内の施策を強化及び運営品質の改善を行い、引き続き売上収益に貢献したが、タイトル譲渡の影響もあり売上高は減少した。
非ゲーム事業は、2017年6月には、ヤフー<4689>が運営する「Yahoo!ゲーム」のスマートフォン向け人気ゲームアプリをWindowsパソコンで楽しむことができるPC用アプリケーション「Yahoo!ゲーム プレイヤー」が提供開始され、その開発を担当した。また、ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」は、人気スタイリストやアパレルとコラボレーションした旬のコーディネートセットが人気を獲得し、順調に会員数が増加した。
また、足元の状況として、2017年10月18日に「欅坂46」初となる公式ゲームアプリ『欅のキセキ』をiOS版/Android版/PC版(Yahoo!ゲーム)で同時リリースした。本作は、グループが歩んだ成長の軌跡と、メンバーが努力し続けることで起こした奇跡をたどるドキュメンタリーライブパズルゲームで、10月20日には配信から2日で100万ダウンロード、さらに8日で150万ダウンロードを突破する好調なスタートとなり、10月25日からTVCMのプロモーションも開始した。さらにプロモーションの強化やイベントなどの施策を行っていくことで、安定した収益基盤の構築に努めていくとしている。
なお、第2四半期会計期間において、経営資源を集中する観点から開発を進めていた女性向けタイトルを凍結した。「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、有形無形固定資産について、当初想定していた収益と今後発生することが見込まれる収益に差異が生じ、減損の兆候が把握されたことから、将来の回収可能性を慎重に検討した結果、帳簿価額を使用価値に基づいた回収可能価額まで減額し、減損損失として計上している。
■四半期営業赤字3億円超は9四半期ぶり
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.4%減の8億5500万円となり、営業損益は3億円の赤字、経常損益は3億1200万円の赤字、四半期純損益は3億1700万円の赤字といずれも赤字幅が拡大した。なお、赤字幅が四半期ベースで3億円超に達したのは9四半期ぶりとなる。
10月18日に配信開始した『欅のキセキ』の開発費、プロモーション費用などが大きく先行していたものと思われる。こうした傾向が『欅のキセキ』の寄与が始まる第4四半期から変化してくるのかどうかは次の四半期の大きな注目点となってきそうだ。
2017年12月期の業績見通しは非開示。モバイルゲーム事業を取り巻く環境の変化が激しく、信頼性の高い業績予想を算出することが困難であるため、としている。
ゲーム事業の強化を目的とした選択と集中を進める中で、ブラウザゲームの『プラチナ☆ガール』をビジュアライズへ譲渡した。既存タイトルは、注力タイトルはゲーム内の施策を強化及び運営品質の改善を行い、引き続き売上収益に貢献したが、タイトル譲渡の影響もあり売上高は減少した。
非ゲーム事業は、2017年6月には、ヤフー<4689>が運営する「Yahoo!ゲーム」のスマートフォン向け人気ゲームアプリをWindowsパソコンで楽しむことができるPC用アプリケーション「Yahoo!ゲーム プレイヤー」が提供開始され、その開発を担当した。また、ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」は、人気スタイリストやアパレルとコラボレーションした旬のコーディネートセットが人気を獲得し、順調に会員数が増加した。
また、足元の状況として、2017年10月18日に「欅坂46」初となる公式ゲームアプリ『欅のキセキ』をiOS版/Android版/PC版(Yahoo!ゲーム)で同時リリースした。本作は、グループが歩んだ成長の軌跡と、メンバーが努力し続けることで起こした奇跡をたどるドキュメンタリーライブパズルゲームで、10月20日には配信から2日で100万ダウンロード、さらに8日で150万ダウンロードを突破する好調なスタートとなり、10月25日からTVCMのプロモーションも開始した。さらにプロモーションの強化やイベントなどの施策を行っていくことで、安定した収益基盤の構築に努めていくとしている。
なお、第2四半期会計期間において、経営資源を集中する観点から開発を進めていた女性向けタイトルを凍結した。「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、有形無形固定資産について、当初想定していた収益と今後発生することが見込まれる収益に差異が生じ、減損の兆候が把握されたことから、将来の回収可能性を慎重に検討した結果、帳簿価額を使用価値に基づいた回収可能価額まで減額し、減損損失として計上している。
■四半期営業赤字3億円超は9四半期ぶり
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.4%減の8億5500万円となり、営業損益は3億円の赤字、経常損益は3億1200万円の赤字、四半期純損益は3億1700万円の赤字といずれも赤字幅が拡大した。なお、赤字幅が四半期ベースで3億円超に達したのは9四半期ぶりとなる。
10月18日に配信開始した『欅のキセキ』の開発費、プロモーション費用などが大きく先行していたものと思われる。こうした傾向が『欅のキセキ』の寄与が始まる第4四半期から変化してくるのかどうかは次の四半期の大きな注目点となってきそうだ。
2017年12月期の業績見通しは非開示。モバイルゲーム事業を取り巻く環境の変化が激しく、信頼性の高い業績予想を算出することが困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667