ソニー、7~9月期の営業利益は255%増の3618億円と大幅な増益 PS4のハード・ソフトの販売好調 半導体分野も損益改善 通期上方修正

ソニー<6758>は、本日(10月31日)、第2四半期(7~9月)の連結決算(SEC基準)を発表し、売上高及び営業収入が前年同期比22.1%増の2兆0625億円、営業利益が同346.4%増の2042億円、最終利益が同2627.0%%増の1309億円と大幅な増益を達成した。

 


売上高については、主に為替の影響と、ゲーム&ネットワークサービス分野の増収となった。前年同期の為替レートを適用した場合、売上高は15%増となる。営業利益が大幅な伸びとなったが、これは半導体分野とゲーム&ネットワークサービス分野、その他分野の損益改善が改善したことによる。

半導体分野の損益改善については、前年同期はモバイル機器向けの一部のイメージセンサーの在庫に関する評価減94億円、2016年の熊本地震に関連する費用(純額)12億円が計上されていたが、今期は計上されなかったことも大きい。


 
■ゲーム&ネットワークサービス分野

売上高は、同35.4%増の4332億円だった(前年同期の為替レートを適用した場合、25%の増収)。ネットワークを通じた販売を含む「プレイステーション 4」のソフトウェアの増収、為替の影響、ならびにPS4ハードウェアの増収などによる。

営業利益は、同188.3%増の548億円と大きく伸びた。販売費及び一般管理費の増加があったものの、増収効果による増益となった。この四半期の為替の好影響は31億円だった。


 
■2018年3月期の見通し

2018年3月期の見通しは、売上高及び営業収入が前期比11.8%増の8兆5000億円、営業利益が同118.2%増の6300億円、最終利益が同418.5%増の3800億円を見込む。8月の見通しに比べて、売上高が2000億円、営業利益が1300億円、最終利益が1250億円上方修正したことになる。

 
ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
決算期
3月
直近業績
売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
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