日本マイクロソフトは、今年10月に開始した Microsoft Mixed Reality パートナープログラムにおいて、新たに博報堂プロダクツ、ハニカムラボ、ホロラボの3社が認定パートナーに加わったことを発表した。
博報堂プロダクツは、博報堂、wise、京都の大本山建仁寺と共同で、文化財の新たな鑑賞の在り方や文化教育、観光の新モデルの樹立を目指す「京都Mixed Realityプロジェクト」に取り組んでいる。
ハニカムラボは、DMM.makeと共同で、Mixed Reality 技術を使って服の試着を行う、バーチャルフィッティングの開発に取り組んでいる。
バーチャルフィッティングでは、試着をしたい人の3Dデータ、もしくは身長、体重、股下などの情報を入力し、そのサイズのマネキンを目の前に表示することで、あたかも自分が試着しているように、服のフィット感を実寸大で確認したり、様々な服の組み合わせを瞬時に試したりするなど、新たなショッピングの体験が提供可能となる。
ホロラボは、稲波脊椎・関節病院様と共同で、患者のCTスキャンデータをもとに生成した3D ホログラムの模擬骨を応用した、脊椎・関節手術トレーニングに取り組んでいる。
同一のホログラムの模擬骨を複数の医師で共有し、サイズ感や細部を確認することができ、模擬骨にバーチャルのピンを使ってメモを残すことができる。
またWindows Mixed Reality テクノロジーを使用し、PCやイマーシブヘッドセットなどを使って、遠隔地からもトレーニングに参加することで、リモートコラボレーションが可能となる。
■Mixed Reality パートナープログラム
より多くのパートナー企業が、確かな開発スキルや知識に基づいて、法人に HoloLens や Windows Mixed Reality 対応デバイスを用いたソリューションを提供できるよう、日本マイクロソフトおよびマイクロソフト コーポレーションが、パートナー企業に対してトレーニングや技術情報を提供し、実際に法人との実証実験を通してスキルを高めていく。