アルファポリス、ゲーム事業をキューマックスとの合弁会社アルファゲームスに売却

アルファポリス<9467>は、本日1月11日、34％出資する関連会社であるアルファゲームスにゲーム事業を売却すると発表した。1月21日付で2040万円で売却する。

アルファポリスでは、ゲーム事業について、これまでの出版事業を通して蓄積した自社IP（小説、漫画、キャラクターなど）を活かしてオリジナルゲームを開発・運用することで、ゲーム事業単体の売上高拡大だけでなく、メディアミックスによる相乗効果を狙う事業と位置づけて展開してきた。

しかし2017年3月期は2億円の営業赤字となるなど業況が厳しく、ゲーム開発・運営ノウハウが十分に蓄積されていない同社のみでの収益化が困難であると判断したという。ゲーム開発・運営のリソースを持ち、ノウハウが豊富なキューマックスと組むことで、ゲーム事業の強化と収益化を狙う。

具体的には、キューマックスとの共同出資により、新たに設立した「株式会社アルファゲームス」にゲーム事業を譲渡する。譲渡先となるアルファゲームスの代表取締役には、ゲーム事業の経営経験が豊富なキューマックスの吉武直志社長が就任している。キューマックスは66％出資しているという。