エピック・ゲームズ、「Magic Leap One」のUE4対応を発表 ルーカスフィルムのILMxLABなどが開発をスタート
エピック・ゲームズは、Unreal Engine 4 が 「Magic Leap One:クリエイターエディション」への対応を発表した。このクリエイターエディションは、Magic Leapによるパーソナル空間コンピューティングのプラットフォームに向けて早期に開発するためのソフトウェア ツールキットを構成している。
今回のサポートは、エピック・ゲームズと Magic Leapの広範囲に及ぶパート ナーシップの一環として実施している。Magic Leap は、プラットフォームとその開発リソースを公開し、ローンチに向けて本日新たな一歩を踏み出しました。個人やチームとして Creator Portal でサインアップすると、Lumin SDK にアクセスし、Magic Leap エコシステムの最新情報を入手できるようになった。
既に世界的なコンテンツ クリエイターが Unreal Engine 4 を使って Magic Leap One に向けた開発を始めている。エピック・ゲームズの他にも、Unreal Engine 4 を使って Magic Leap 向けのコンテンツを開発し始めたスタジオには、Framestore、ILMxLAB、Schell Games、ロード・オブ・ザ・リングシリーズを手掛けたPeter Jackson 監督の Wingnut AR などを挙げている。
■Magic Leap OneTM: クリエイターエディション
エピック・ゲームズは、Magic Leap One ハードウェアの開発サポートと合わせて、Unreal Engine 4 のドキュメント、Magic Leap One のユニークな機能を紹介するための堅牢なサンプルプロジェクト、Lumin SDK を使ってコンテンツを作成するためのカスタムの Unreal Editor など一連のリソース を公開した。
上記のリソースは、プレビュー ドキュメンテーションからご利用いただけます。カスタムのツール セットは、エピック・ゲームズ ランチャーの [Unreal Engine] タブから入手可能だ。または、 GitHub のアンリアル エディタのソースからビルドできる。Magic Leap One のフルサポートは、 今夏リリース予定の Unreal Engine 4.20 で搭載する。
UE4 に備わることになる Magic Leap One のためのサポートは以下の機能だ。
・ ヘッドトラッキング
・ アイ トラッキング
・ ジェスチャーおよびハンド トラッキング
・ 空間スキャンとメッシュ化
・ 立体音響
・ マイク入力
・ 6DOF ハンド コントローラ (Totem (トーテム)) トラッキング
・ Vulkan と OpenGL のサポート
・ Unreal Engine 4 によるデスクトップおよびモバイルのフォワード レンダリング パスの使用
Magic Leap の CCOのRio Caraeff 氏 とエピック・ゲームズ創設者のTim Sweeneyは、今回の対応にあたって以下のコメントを発表している。
「アンリアル エンジンは長年、世界トップ クラスのゲーム スタジオが頼りにしてきた開発エンジンです。今回のエピック ゲームズとの提携によって、多くのクリエイターが次世代コンピューティン グ プラットフォーム、Magic Leap 向けコンテンツの制作に参加することになることでしょう」(Magic Leap の CCO Rio Caraeff 氏)
「Magic Leap は、ハードウェアの飛躍的進歩と革新的なソフトウェアのコンビネーションにより、 正に魔法のようなものを作り出しました。これは来るべき空間コンピューティング革命の大きな一歩 です」Tim Sweeney (エピック・ゲームズ創設者/CEO)
会社情報
- 会社名
- Epic Games(エピック ゲームズ)