コーエーテクモHD、第1四半期はソーシャルや「無双」好調で増収・黒字転換

コーエーテクモホールディングス<3635>は、本日(8月5日)、第1四半期(4~6月期)の連結業績を発表し、売上高67億1700万円(前年同期比26.0%増)、営業利益3億4300万円(前年同期8億3300万円の赤字)、経常利益4億7600万円(同8億7200万円の赤字)、四半期純利益2億6500万円(同3億3100万円の赤字)だった。     同社では、ソーシャルゲームの主力タイトルが好調を維持したことに加え、家庭用ゲームソフトも順調に売り上げを伸ばしたことから、増収・黒字転換を果たすなど収益の改善が進んだ、としている。 主力のゲームソフト事業は、売上高46億3000万円、セグメント利益3億1000万円だった。「DEAD OR ALIVE Dimensions」をワールドワイドで同時発売したほか、国内では「信長の野望・天道 with パワーアップキット」、「トロイ無双」を発売した。また、「真・三國無双6」など既発売タイトルのリピート販売も堅調だったとのこと。海外で発売した「ガンダム無双3」も売り上げを伸ばした。 オンライン・モバイル事業は、売上高14億0400万円、セグメント利益2億8400万円だった。ソーシャルゲーム事業で4月に「100万人の信長の野望」が登録者数150万人、「100万人の三國志」が同100万人を突破するなど順調にユーザー数を伸ばした。スマートフォン向けとして、6月に「100万人のモンスターファーム」のサービス提供を開始した。PC向けやオンラインゲームについても好調に推移したという。 2012年3月期は、売上高350億円(前期比9.1%増)、営業利益50億円(同51.3%増)、経常利益65億円(同35.8%増)、当期純利益36億円(同31.3%増)を見込む。     同社では、ソーシャルゲームについて、今後も、自社有力IPを軸に数多くのタイトルをリリースし、携帯・PC・スマートフォンと各プラットフォームへの展開を図っていく、としている。