ゲオ、18年3月期の営業益予想を130億円→148億円に上方修正 Switchなど家庭用ゲーム好調 19年3月期は需要一巡で減益見通しに

ゲオホールディングス<2681>は、5月2日、2018年3月期の連結業績予想を修正し、売上高を従来予想の2850億円から2990億円、営業利益を130億円から148億円、経常利益を135億円から152億円にそれぞれ引き上げた。

従来予想からの修正率は、売上高が4.9%増、営業利益が13.8%増、経常利益が12.6%増となった。

 


同社では、昨年3月発売のNintendo Switchをはじめとするコンシューマー向けゲームがハード・ソフトにおいて通期にわたって貢献し、加えて第4四半期でも大型タイトルのゲームソフトが好調に推移したため、と説明している。

ただ、最終利益については70億円から66億円に引き下げた。店舗の固定資産について将来の回収可能性を検討した結果、減損損失13億4000万円を特別損失に計上するため。

なお、2019年3月期の業績予想も合わせて公開した。売上高2900億円、営業利益86億円、経常利益91億円、最終利益46億円と減収減益を見込む。通常、決算短信などの開示時に公開することが多いが、同社では、「次期業績見通しがたち、インサイダー情報として長期保有することは好ましくない」と判断したため、と理由を説明した。

 


業績予想については、Nintendo Switchをはじめとするコンシューマー向けゲーム関連が全体を押し上げる状況が続いたが、ゲームを中心とした新品の売上が一巡することにより減収を見込む。また長期的な成長を目指すべく、リユースへの投資を継続的に行うとのこと。
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