イー・ガーディアン、2Qは売上高21%増、営業益35%増と2ケタ増収増益に ゲームサポートで海外ゲーム企業の多言語CSに対応

イー・ガーディアン<6050>は、5月7日、2018年9月の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高29億2600万円(前年同期比21.2%増)、営業利益5億2000万円(同35.1%増)、経常利益5億3300万円(同30.4%増)、最終利益3億6400万円(同31.6%増)と2ケタ超の増収増益を達成した。
 

主なセグメントごとの状況は以下の通り。

①ソーシャルサポート…売上高9億3900万円(前年同期比9.1%増)
ソーシャルメディアにおいて、監視・CSだけではなく、運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や既存顧客への深耕営業に注力した。スマートフォンの普及により動画視聴が定着し、ライブ動画配信や動画広告などのサービスが増加している一方、著作権侵害や薬機法違反など配信コンテンツの安心・安全性の担保が課題となっている。このような現状を受け、動画コンテンツが著作権侵害や薬機法違反に該当していないかなどをAIシステムにより監視する「TextVoice(テキストボイス)」の提供を開始した。本サービスは、同社が提供する既存のAIソリューションと組み合わせることで、多角的視点からの動画監視が可能になる。

②ゲームサポート…売上高12億400万円(同21.0%増)
豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係の強化を目指すと同時に、サービス提供範囲の拡大、コンシューマー向けゲームを制作している大手企業からの新規案件獲得および競合からのスイッチングに注力した。拡大が続いているソーシャルゲーム市場において、日本市場に参入する中国系、韓国系など海外ゲーム企業の多言語CSをはじめ、多様化する顧客ニーズに対応すべく、2017年11月に稼働を開始した多言語対応を行うE-Guardian Philippinesや、ソフトウェアのデバッグを行うトラネルなど、グループの様々なサービスを併せて提供することで付加価値を高めた。

③アド・プロセス…売上高3億5400万円(同9.6%増)
既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティングなどの提供サービスの拡大に注力するとともに、派遣・常駐型と地方センターを組み合わせた効率的な運用により競合他社との差別化を図り、既存顧客への深耕営業を目指した。加えて、長時間労働の是正を背景としたBPOサービスニーズの拡大を受け、シェア拡大を目指した。また、仮想通貨の価格が大きく上昇したことによる業界の盛り上がりに伴い、関連広告が加熱している一方、広告が詐欺的行為を助長しかねないとの判断から関連広告の全面禁止を決定する会社が出ており、同社グループは仮想通貨取引所や広告代理店を対象に、仮想通貨に関する広告の審査代行を行う新サービス「仮想通貨広告パトロール」の提供を開始した。

なお、2018年9月期通期の業績予想については、従来予想を据え置いており、売上高59億1000万円(前期比16.6%増)、営業利益9億2300万円(同13.8%増)、経常利益9億2600万円(同10.2%増)、最終利益6億1100万円(同6.7%増)の見込み。
 
イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
直近業績
売上高117億5200万円、営業利益22億7200万円、経常利益23億1400万円、最終利益16億8900万円(2022年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
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