モノビット、 バーチャルYouTuberのプロデュースを行うVTuber事業部を設立 6月には専用スタジオもオープン
モノビットは、5月24日、 バーチャルYouTuberのプロデュースを行うVTuber事業部を設立したことを発表した。また、同事業部が企画・制作・運営を行う、 世界初の多重人格搭載型VTuber「カラノ サラ」を公開した。このプロジェクトでは3人のアイドル声優を目指す少女たちの思念が電子化したネットゴーストとなり、 複数人の人格が協力し、マルチプレイゲームをプレイするVTuber企画となる。
同社では、これまでロケーションベースVRゲームから企業向けVR会議システムまで、様々なVRコンテンツを制作したが、昨今のVTuberの盛り上がりとその企画・制作・運営の需要に対応するため、 VTuber事業部を発足。新開発したオリジナルのバーチャルYouTuberシステム「モノビット・バーチャル・アクター・システム」(MVAS)をはじめ、様々なVTuberシステムを利用して、 VTuberの制作とプロデュースを行う、としている。
さらに、6月にもVTuberの収録や配信が行える専用スタジオもオープンし、多様なオーダーに応える環境を整えていくことも明らかにした。この事業部では、モノビットが複数人対応型VR/ARコンテンツを行ってきた知見と、 自社開発のリアルタイム通信エンジンの技術を活かし、 VTuber向けの多人数参加型エンターテインメントコンテンツの研究開発も行っていく、としている。
■VTuber紹介
【カラノ サラ】
3つの思念が発見した、 まだ中の人が決まっていないVTuberデータ。 未完成の状態で思念が入り、 表情データがまだつくられていないため無表情。
■ネットゴースト紹介
【ヤイタ ニクミ】
絶対アイドル声優になれる!と自分を信じて突っ走ったが空回りし、 出遅れてネットでアイドルの勉強をはじめた女の子たちの焦燥が電子化したネットゴースト。 基本考えずに挑戦して常にポジティブで、 何かきっかけをつくったりするのが得意だが視野が狭くなりがち。
【ニトリ セセリ】
アイドル声優になりたかったが親に反対されて一般企業に就職し、 今もアイドル声優に憧れて、 様々な声優公式サイトを巡回している女の子たちの未練が電子化したネットゴースト。 一見大人で落ち着いていて場をまとめるのに長けているが、 ちょっとずれていて天然をやらかすこともある。
【アキタ コマチ】
アイドル声優を目指して大型掲示板のアイドルスレで勉強していたが、 デビューができず、 徐々に毒を持ってしまった女の子たちの思念が電子化したネットゴースト。 皮肉めいたことを言いがちだが空気を読むのがうまく、 周囲を明るくするのが得意。
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240