さくらインターネット<3778>が1月24日に発表した第3四半期累計(4~12月期)の業績は、売上高63億6800万円(前年同期比10.1%増)、経常利益9億2300万円(同105.4%増)、四半期純利益4億5900万円(同105.4%増)だった。
同社では、堂島データセンターのフロア増床に伴う減価償却費や賃借料が増加したものの、コストパフォーマンスに優れたサービスを継続的に提供したことが奏功した、としている。とりわけ、ソーシャルゲーム向けの専用サーバサービス「専用サーバPlatfrom st」の受注や、レンタルサーバの新プランの販売が好調だったようだ。
また、四半期純利益については、特別損失として、資産除去債務に関する会計基準の適用に伴う影響額と固定資産除却損の計上があったものの、経常利益の大幅な増加で吸収できた、とのこと。
2011年3月通期は、売上高87億円(前期比11.4%増)、経常利益10億3000万円(同42.3%増)、当期純利益5億5000万円(同3.0%減)を見込む。通期計画に対する第3四半期までの経常利益の進捗は、89%に達しているが、従来予想から変更していない。第3四半期までに発生すると見込んでいた経費の一部が第4四半期にずれ込んでいるため。
会社情報
- 会社名
- さくらインターネット株式会社
- 設立
- 1999年8月
- 代表者
- 代表取締役社長兼最高経営責任者 田中 邦裕
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3778