サイバーエージェントとGunosy、動画広告のアドネットワーク事業の開発・販売を行う合弁会社VIDPOOLを設立

サイバーエージェント<4751>とGunosy<6047>は、共同出資の合弁会社として動画広告のアドネットワーク事業の開発・販売を行うVIDPOOL(ビッドプール)を設立し、事業を開始する予定であることを発表した。

■設立の背景と狙い
近年、スマートフォンの急速な普及や通信環境の高速化とともに、スマートフォンによる動画視聴時間は増加しており、国内における動画広告市場は2020年には2,700億円を超え、2023年には3,485億円に達し、その内スマートフォン比率が約9割を占めると予想されている。また、近年急速に成長しているインストリーム広告のさらなる拡大は続き、2023年には1,488億円に達し、今後、インフィード広告とインストリーム広告が動画広告市場を牽引すると予測しているという。

このような背景のもと、これまでサイバーエージェントではインターネット広告事業において、専門組織「オンラインビデオ総研」を通じた動画広告の研究・調査や、動画広告の販売に特化した専門組織による販売体制の強化のほか、高画質なタテ型動画アドネットワーク「LODEO」の開発・提供などを行ってきた。

今回、情報キュレーションアプリ「グノシー」を主軸としたオリジナルライブ動画コンテンツを企画制作・配信し、複数アプリのプラットフォームを持つGunosyと、サイバーエージェント両社の強みを活かした新会社としてVIDPOOLを設立し、動画広告におけるユーザーとの接点で最も重要となるアドフォーマットの独自性にこだわったサービスを開発、市場展開を目指していく。

■事業概要
VIDPOOLでは、情報キュレーションアプリ「グノシー」内のインストリーム広告在庫などを中心とする、インストリーム型動画アドネットワーク(サービス名:VIDPOOL Ad Platform)の販売を行っていく。本サービスの提供により、「グノシー」における動画コンテンツ内で配信する広告は、「グノシーQ」等の番組とコラボレーションしたタイアップ型広告のほか、動画視聴前に配信される「プレロール」、動画視聴後に配信される「ポストロール」などに拡充される。サイバーエージェントは「LODEO」を通じて培ってきた動画広告の配信技術を活かし、さらにインストリーム型動画に特化した配信の最適化技術やアドフォーマットの研究・開発を行うとともに、「VIDPOOL」へ技術提供を行っていく。

<株式会社VIDPOOLの概要>
商号:株式会社VIDPOOL(ビッドプール)
設立日:2018年7月18日(予定)
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木森タワー
代表者:代表取締役 長島徹弥
資本金:1,250万円
出資比率:Gunosy65%、サイバーエージェント35%
事業内容:動画アドネットワーク事業を中心としたアドテクノロジー関連事業
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
Gunosy

会社情報

会社名
Gunosy
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