ネクソン<3659>のオーウェン・マホニー社長(写真)は、本日(8月9日)、第2四半期の決算説明会において、PCオンラインゲーム『メイプルストーリー』と『アラド戦記』という運営開始から10年を超えるロングランタイトルが同社業績の成長ドライバーとして引き続きけん引役になっていることを明かした。
『アラド戦記』は中国で10周年を迎え、前年同期を上回る売上を達成するなど好調だったとのこと。累計売上高は100億ドル(約1.1兆円)を超えた。『メイプルストーリー』も韓国で15周年を迎えた長寿タイトルだが、その売上高は前年同期比で61%増と大きく成長したという。マホニー社長は「これらのタイトルの持続的な成長は大きな意味がある。ネクソンの保有するIPが世界有数のIPに成長したことを示している」と自信を示した。
「上場する際、市場関係者から決まって『これらのタイトルはいつ下がり始めるのか』と聞かれたものだった。誰も7年後になっても成長し続けると予想できなかった。実際は悪くなるどころか成長した」。長期的なヒットは財務的な安定をもたらし、挑戦的な新作開発への投資を可能にしているという。長期運用と安定した収益成長を重視するネクソンのビジネスは、ヒットドリブンとなりがちなゲーム業界では異例の存在になっているとした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659