ガーラ、1Qは売上高51%増ながら7600万円の営業赤字を計上 『Flyff Legacy』が欧米向けに好調…半面そのマーケティング活動費用が増加

ガーラ<4777>は、8月10日、2019年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高2億4700万円(前年同期比51.7%増)、営業損益7600万円の赤字(前年同期8100万円の赤字)、経常損益7300万円の赤字(同8300万円の赤字)、最終損益7300万円の赤字(同8300万円の赤字)となった。『Flyff Legacy(フリフレガシー)』の欧州と米国向け売り上げの拡大が大幅な増収につながった。
 

①日本セグメント…売上高2200万円(前年同期比74.2%減)、セグメント損益4900万円の赤字(前年同期3700万円の赤字)
『Flyff Legacy(フリフレガシー)』日本語版について、開発及び運営業務の効率化を図るため、連結子会社Gala Labがグローバルサービスを開始し、2018年5月にパブリッシャーが連結子会社ガーラジャパンからGala Labに変更になった。そのため、『Flyff Legacy(フリフレガシー)』日本語版の売上が韓国セグメントで計上されることになり、日本セグメントの売上が減少した。

また、『Arcane(アーケイン)』の売上が減少したため、前期と比較し売上高(内部取引を含む)が減少した。一方、費用面では、『Arcane(アーケイン)』に係るマーケティング活動費用が前年同期と比較して減少した。

なお、韓国のゲーム開発会社Fox Gamesが開発したスマートフォンゲームアプリ『FOX-Flame Of Xenocide-(フォックス)』の日本でのサービス提供に関し、ガーラジャパンは、2018年5月にライセンス契約を締結し、日本語版の配信に向けて準備を行っている。

②韓国セグメント…売上高2億4100万円(前年同期比142.4%増)、セグメント損益2700万円の赤字(前年同期4000万円の赤字)
スマートフォンアプリ事業において、『Flyff Legacy(フリフレガシー)』について、5月に開発及び運営業務の効率化を図るため、一部の地域を除き、Gala Labが『Flyff Legacy(フリフレガシー)』のグローバルサービスを開始したため、売上高が増加した。

一方、オンラインゲーム事業では、Gala Labの主力ゲーム『Rappelz(ラペルズ)』および『Flyff Online(フリフオンライン)』において、ユーザーへのアイテム販売が減少したことにより売上高が減少した。

費用面では、『Flyff Legacy(フリフレガシー)』に係るマーケティング活動費用が、前年同期と比較して増加した。

なお、2019年3月期通期の予想については、合理的な業績予想の算定が困難であるため非開示としている。
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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