CRI・ミドルウェア、サウンドミドルウェアCRI ADX2を大型アップデート…GUI刷新であらゆる開発ステージで使えるミドルウェアへ

CRI・ミドルウェア<3698>は、9月26日、統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX2(ADX2)」の大型アップデートを実施し、ADX2が搭載しているサウンドオーサリングツールを強化すると発表した。アップデートでは、ツールの操作性を大幅に向上させる操作レイアウト(GUI)の刷新と、スマートフォンアプリ開発などで広く使用されているmacOS対応のサウンドオーサリングツールの正式リリースを行う。

今回のアップデートで提供されるツールでは、どの作業ステージにおいてもより効率的に開発が進められるように、作業内容ごとに最適な操作レイアウトを瞬時に切り替えることができる。サウンド制作者からデータを受け取り、大量の音声ファイルをツールに登録するための「波形登録モード」、誰もが手軽にサウンドデータを確認するための「プレビューモード」、本格的にサウンドをデザインするための「サウンドデザインモード(目的別6種)」と、想定される作業ステージに応じた操作レイアウトを搭載する。

それぞれの作業に必要な操作パネルのみが適切な位置に配置されているため、従来よりも習得難度は低く、どのような作業ステージでもスムーズかつスピーディにサウンド開発を行うことができる。プレビューのみ、波形登録のみという風に、部分的な作業においてより使いやすいミドルウェアに刷新される。

また、操作レイアウトはショートカットキーによる素早い画面切替が可能なうえ、カスタマイズも可能。ユーザーは作業内容ごとに最適なレイアウトに切り替えることができるため、より効率的にサウンド制作を行うことができる。

近年、ゲーム開発においては、ゲームの大規模化やリッチ化により、開発における作業ステージは細分化されている。そのため、従来は主にサウンドデザインの用途で使われていたサウンドオーサリングツールが近年は音声データの登録・管理や内容の確認など幅広い作業ステージで使用されるようになってきたという。

 
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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