サイバーエージェント、RPAを活用したAPI未提供メディアの実績データ自動収集システムを開発 

サイバーエージェント<4751>は、インターネット広告事業において、RPA(Robotic Process Automation ※)を活用したAPI未提供メディアの実績データ自動収集システムを開発した。

※RPA (Robotic Process Automation):ソフトウェアロボットにより業務プロセスを自動化すること。

これまで、API未提供のメディアの広告運用において、運用管理画面から実績データを一度ダウンロードし、広告主企業へ提出するレポートフォーマットに合わせて情報整理を行う必要があり、この情報整理の際に、レポート作成のための膨大な人的リソースの確保や対応メディア数の増加に伴う人的操作によるエラー発生のケア、レポートを提供するまでに長いリードタイムを要してしまうなどの課題があった。

この課題を解決するべく、同社ではAPI未提供メディアにおけるRPAを活用した実績データの自動収集システムを開発し、従来の人的作業をシステム化にすることでアウトプットデータの品質担保および案件増加に対応するリソース確保を実現した。

なお先行導入の事例では、人的作業からシステム化にすることによって、レポート作成にかかる工数は、月間6,000時間の削減に成功しているという。

また、同社の提供するビジネスインテリジェンスツール「CA Dashboard」betaとの連携も完了しており、新たに40以上のメディアとの自動連携が可能に。今後、さらに増加を続ける新規メディアに対して、「CA Dashboard」betaとの連携を図っていくことで、あらゆるメディアへの広告配信と効果検証を容易にし、またレポートにおいてはリードタイムを短縮し、より高品質なサービス提供を図ることを目指すとのこと。

今後「CA Dashboard」betaでは、レポートに必要となる各種指標や外部計測ツールによる実績データ等の収集・連携を行うなどの新機能開発を予定しており、同社では引き続き、高い技術力を生かした商品開発や企業のマーケティング支援に尽力し、広告効果の最大化に努めていく。


■「CA Dashboard」betaとは
広告主がインターネット広告の全メディア配信データを統合して可視化できるビジネスインテリジェンスツール。企業の担当者は、メディア毎の課題抽出や広告クリエイティブの効果、インプレッションの減衰など多様な切り口で広告効果をいつでもWebで閲覧が可能なほか、従来のエクセルレポートでは表現が難しかった動画広告フォーマットも、Webレポート上で動画再生も可能。なお、為替レートの自動反映機能の搭載により、160カ国以上の世界通貨にも対応している。
 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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