カプコン<9697>は、10月29日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高433億2700万円(前年同期比28.5%増)、営業利益105億800万円(同2.1倍)、経常利益102億9700万円(同2.0倍)、最終利益68億4900万円(同96.8%増)となった。
2018年1月に発売開始した『モンスターハンター:ワールド』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)が引き続き好調に推移し、出荷本数が1,000万本を突破して、同社の単一タイトルとしては過去最高記録を更新した。利益面については、連結子会社の開発中止損を計上したものの、デジタルコンテンツ事業が好伸したことにより、大幅な増益を達成した。
主なセグメントごとの状況は以下の通り。
①デジタルコンテンツ事業…売上高341億9500万円(前年同期比69.8%増)、営業利益117億5100万円(同3.0倍)
『モンスターハンター:ワールド』がユーザー層の拡大により人気が持続したことに加え、2018年8月に配信を開始したパソコン向けSteam版も好調に推移し利益を押し上げた。また、同じく国外向けに投入した『モンスターハンターダブルクロス』(Nintendo Switch用)が底堅い売れ行きを示すなど、モンスターハンターシリーズが業績向上のけん引役を果した。
また、海外で発売した新作タイトル『ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション』(プレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One、パソコン用)が健闘したほか、『ロックマンX アニバーサリー コレクション』『ロックマンX アニバーサリー コレクション2』『ロックマンX アニバーサリー コレクション1+2』(いずれもプレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One、パソコン用)も固定ファンや根強いブランド力により順調に推移した。さらに、利益率が高いリピートタイトルが堅調に販売を伸ばし、収益向上に寄与した。
②アミューズメント施設事業…売上高55億400万円(同6.3%増)、営業利益7億3400万円(同15.7%増)
記録的な猛暑による外出控えなど一過性要因の影響があったものの、身近な娯楽施設として多様な顧客に対応したゲーム機の設置やサービスデーの実施、各種イベントの開催などによりリピーターや中高年齢者、女性、親子連れなどの幅広い客層の取り込みに努めた。期間中は、広島県に1店舗をオープンし、茨城県の1店舗を閉鎖したため、期末の施設数は36店舗となった。
③アミューズメント機器事業…売上高22億2400万円(同69.7%減)、営業損益6億2500万円の赤字(前年同期19億2500万円の黒字)
パチスロ機部門は、市況軟化のもと『ストリートファイターV』や『ロックマンアビリティ』などを発売したものの、消費マインドの低下やホールオペレーターの投資抑制などにより、伸び悩んだ。また、業務用機器部門についても商材不足により終始苦戦を強いられるなど、同事業は全体として軟調に推移した。
④その他事業…売上高14億300万円(同29.9%増)、営業利益6億8500万円(同20.0%増)
主なものはライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売となる。
なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高960億円(前期比1.6%増)、営業利益170億円(同6.0%増)、経常利益165億円(同8.2%増)、最終利益120億円(同9.7%増)の見込み。
2018年1月に発売開始した『モンスターハンター:ワールド』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)が引き続き好調に推移し、出荷本数が1,000万本を突破して、同社の単一タイトルとしては過去最高記録を更新した。利益面については、連結子会社の開発中止損を計上したものの、デジタルコンテンツ事業が好伸したことにより、大幅な増益を達成した。
主なセグメントごとの状況は以下の通り。
①デジタルコンテンツ事業…売上高341億9500万円(前年同期比69.8%増)、営業利益117億5100万円(同3.0倍)
『モンスターハンター:ワールド』がユーザー層の拡大により人気が持続したことに加え、2018年8月に配信を開始したパソコン向けSteam版も好調に推移し利益を押し上げた。また、同じく国外向けに投入した『モンスターハンターダブルクロス』(Nintendo Switch用)が底堅い売れ行きを示すなど、モンスターハンターシリーズが業績向上のけん引役を果した。
また、海外で発売した新作タイトル『ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション』(プレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One、パソコン用)が健闘したほか、『ロックマンX アニバーサリー コレクション』『ロックマンX アニバーサリー コレクション2』『ロックマンX アニバーサリー コレクション1+2』(いずれもプレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One、パソコン用)も固定ファンや根強いブランド力により順調に推移した。さらに、利益率が高いリピートタイトルが堅調に販売を伸ばし、収益向上に寄与した。
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 7,688 | 13,782 | 79.3% |
営業利益 | 1,676 | 5,735 | 242.2% |
営業利益率 | 21.8% | 41.6% | - |
②アミューズメント施設事業…売上高55億400万円(同6.3%増)、営業利益7億3400万円(同15.7%増)
記録的な猛暑による外出控えなど一過性要因の影響があったものの、身近な娯楽施設として多様な顧客に対応したゲーム機の設置やサービスデーの実施、各種イベントの開催などによりリピーターや中高年齢者、女性、親子連れなどの幅広い客層の取り込みに努めた。期間中は、広島県に1店舗をオープンし、茨城県の1店舗を閉鎖したため、期末の施設数は36店舗となった。
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 2,245 | 2,381 | 6.0% |
営業利益 | 128 | 143 | 12.1% |
営業利益率 | 5.7% | 6.0% | - |
③アミューズメント機器事業…売上高22億2400万円(同69.7%減)、営業損益6億2500万円の赤字(前年同期19億2500万円の黒字)
パチスロ機部門は、市況軟化のもと『ストリートファイターV』や『ロックマンアビリティ』などを発売したものの、消費マインドの低下やホールオペレーターの投資抑制などにより、伸び悩んだ。また、業務用機器部門についても商材不足により終始苦戦を強いられるなど、同事業は全体として軟調に推移した。
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 1,396 | 376 | △73.1% |
営業利益 | △229 | △154 | - |
営業利益率 | - | - | - |
④その他事業…売上高14億300万円(同29.9%増)、営業利益6億8500万円(同20.0%増)
主なものはライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売となる。
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 415 | 664 | 59.9% |
営業利益 | 184 | 411 | 122.6% |
営業利益率 | 44.3% | 61.9% | - |
なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高960億円(前期比1.6%増)、営業利益170億円(同6.0%増)、経常利益165億円(同8.2%増)、最終利益120億円(同9.7%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697