GameWith<6552>は、1月9日、2019年5月期第2四半期の決算を発表し、売上高15億7500万円(前年の同通期比22.5%増)、営業利益5億4000万円(同19.3%減)、経常利益5億2000万円(同21.5%減)、最終利益3億4800万円(同21.5%減)と増収減益だった。
四半期ベースの売上高は過去最高となったが、営業利益はYonYとQonQと共に減少した。その主な理由は人材関連費用の増加が利益を圧迫したことによるもの。この費用の増加は既存事業の積極採用に加え、海外展開や新規事業の分野の人材獲得も含まれており、YonYで71名増加している。第2四半期累計期間の販売費及び一般管理費は前年同期の73%増の4億6300万円、売上原価は同54%増の6億795万円と大幅に増加している。
売上についてはネットワーク広告売上高(Web・アプリ)ではPV数は減少傾向にあるものの、PV単価の上昇によりこの1年ほぼ横ばいで推移している。そんな中、売上を大きく伸びしたのはタイアップ広告によるもので、前年同期比の123%増の2億6800万円と新たな収益モデルを確立している。またネットワーク広告売上高(動画)も同89.7%増の70億円と伸長した。
同社は既存事業においては、柱であるネットワーク広告売上高(Web・アプリ)において、「海外展開の加速」、「取扱いタイトル数の拡充」、「動画による攻略ニーズの取り込み」でPV拡大とゲーム会社以外の広告主を広げるなどPV単価の拡大で売上増を狙う。また新たな売上の柱となったタイアップ広告においても、海外顧客の開拓などで成長を見込んでいるという。
一方で新規事業として、WEBマンガサービス「MangaWith」を2018年12月に開始した。また同マンガプラットフォームからゲームIP創出やブロックチェーンゲームを2019年春にリリースする予定。中期事業戦略目線において2021年の売上高55億円のうちの約15%である8.3億円を目標にしているとのこと。
なお、第2四半期までの業績進捗状況は、各利益の進捗が50%(経過期間)を上回る水準で推移している。従来の予想から修正はなく、2019年5月期の通期の業績予想は、31億5400万円(前年比17.8%増)、営業利益9億5000万円(同22.5%減)、経常利益9億4000万円(22.6%減)、当期純利益6億2300万円(同23.6%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社GameWith
- 設立
- 2013年6月
- 代表者
- 代表取締役社長兼執行役員 今泉 卓也
- 決算期
- 5月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6552