サイバーエージェント<4751>の藤田晋社長(写真)は、本日(1月30日)開催の第1四半期決算説明会で、ゲーム事業の第2四半期(2019年1~3月)の業績については「回復する」との見通しを示した。
『グランブルーファンタジー』をはじめ、『プリンセスコネクト!Re:Dive』、『バンドリ!ガールズパーティ!』などが周年記念を迎える。一般的に周年キャンペーンやイベントなどを行うため、売上が伸びる傾向にあるためだ。さらに既存の各タイトルの売上が年初から回復していることや広告宣伝費の削減なども寄与する。
なお、第1四半期(10~12月)は、売上高が363億円(前四半期比QonQで1.3%減)、営業利益が31億円(同26.3%減)と増収減益だった。任天堂<7974>との共同タイトル『ドラガリアロスト』が寄与したものの、「既存が結構落ち込んだ」。営業利益については広告宣伝を積極的に展開したことに加え、年末に実施したフェスも影響した。
(編集部・木村英彦)
なお、『ドラガリアロスト』については、初月で30億円を超える売上を達成するなど好調なスタートだったことを受けて、積極的に広告宣伝費を投下していったという。ただ、「(広告宣伝の効果で)ユーザーが増えたものの、課金売上が増えづらい状況だった」(藤田社長)と明かした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751