DeNA守安社長、集英社との共同出資会社について「とりあえず企画会社的なことから始める」 IPゲームやデジタルエンタテインメントを共同開発へ
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の守安功社長は、第3四半期の決算説明会の場で、集英社との共同出資会社「株式会社集英社DeNAプロジェクツ(仮称)」の事業活動について、IPを活用したゲームのほか、デジタルエンタテインメントサービスの共同開発などを行っていくとし、「とりあえずは企画会社のようなことから始める」と説明した。
DeNAが51%、集英社が49%出資する共同出資会社は、集英社の人気作品を創出してきた知見やアセット、ライセンスビジネスを通じて得られた幅広い商品化スキルと、DeNAのインターネットサービスの開発・運営経験やノウハウなどを組み合わせることで、エンターテインメント領域における新たな取り組みを実施する、としている。
共同出資会社で取り扱う予定のIPについて質問を受けると、「最近のIPは、原作者や出版社、製作委員会など権利関係が多様で複雑であるため、現段階で具体的には言えない」と答えた。ただ共同出資会社は、プロジェクト初期の企画段階から関わることができる位置にあり、他のゲーム会社に比べてゲーム化権の獲得などが有利のようだ。
(編集部・木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 集英社