ミクシィ、競輪車券のインターネット投票サービス「チャリロト.com」を提供するチャリ・ロトを完全子会社化

ミクシィ<2121>は、ジャフコ<8595>が運営するファンドなどより、競輪車券(勝者投票券)のインターネット投票サービス「チャリロト.com」を提供するチャリ・ロトの全株式を取得し、完全子会社化したことを発表した。具体的な取得額は非開示。

チャリ・ロトは、インターネットで競輪およびオートレースに投票するサービス「チャリロト.com」の運営を行っている。チャリ・ロトは、2007年の経済産業省による自転車競技法の一部改正により、競輪施行者より業務委託を受ける形で2008年より重勝式車券(競輪くじ)の販売を開始した。現在は、それまでの運営実績などを評価され、重勝式車券のみでなく通常車券の販売事業なども行っている。

ミクシィは、現在、『モンスターストライク』に続く次の事業の柱を創出すべく、新たな事業領域への投資を行っている。その中でもスポーツ領域は重点投資領域の1つであり、同領域の事業開発およびM&A検討などを進めている。

「KEIRIN」は、日本生まれの自転車競技として世界でも人気のスポーツとなっているが、元祖である日本の「競輪」もアリーナスポーツとして、大きなリノベーションの波が訪れており、今後さらに観客の増大が期待されている。これから同社が競輪と関わり、『モンスターストライク』関連や、協賛スポーツチームのイベントの演出に関する知見、AIなどを利用した撮影技術などを掛け合わせることにより、既存の顧客はもとより、若者など今までリーチできていなかった顧客層を巻き込んで、さらに熱狂できる最先端のエンターテインメントに昇華させていくことができると考えているという。

また、競輪には地方創生の面でも大きな期待が寄せられている。今回、同社グループにチャリ・ロトを迎え入れることで、競輪業界全体の発展に寄与するとともに、競輪の運営主体である地方自治体に対し、同社を初めとした民間の力でさらなる活力と豊かなコミュニケーションの場を提供することで、貢献していきたいとしている。

なお、今回の株式譲渡契約による2019年3月期のミクシィの連結業績に与える影響は軽微としており。今後の当社業績に与える影響については、来期以降の業績予想に織り込んでいくという。

<株式会社チャリ・ロト概要>
創業:2006年12月
資本金:10百万円
所在地:東京都品川区東五反田1-14-10 三井住友銀行五反田ビル7階
URL:https://www.chariloto.com/
事業内容:オンライン競輪・オートレース投票サイト「チャリロト.com」の企画・運営
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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