NTTレゾナントと壽屋、「ファクトリーアドバンス・ゼロ」プロジェクトを開始 「フレームアームズ・ガール」の世界観を再現するチャットボットを開発
NTTレゾナントは、4月16日、壽屋<7809>との共同プロジェクト「ファクトリーアドバンス・ゼロ」を発表した。本プロジェクトでは、ユーザーから研究員を募集し、研究員に選ばれたユーザーがチャットボット作成に参画することができる。さらに、今回の共同プロジェクトで得たデータや知見を活用して、gooは、エンドユーザー向けにAIによるチャットボット作成サービス「goo botmaker(グーボットメーカー)」の公開を目指す。
NTTレゾナントでは、世界初となる「AIによる長文回答生成」などの技術をベースとしたAI対話エンジン「gooのAI」の開発に取り組んでいる。さらに、「gooのAI」を用いた恋愛相談サービスや、旅行プラン提案サービスをgooで提供してきた。また、「gooのAI」を活用した他企業のコンテンツとのコラボレーションも展開す。テレビ放送局や航空会社が保有するキャラクターのチャットボットを開発し、ユーザーとの新たなコミュニケーションを作り出している。
gooは、AIの技術ノウハウを持ったエンジニアしか今まで扱えなかったAI対話エンジンを、誰もが簡単に利用し、チャットボットを作成できるプラットフォーム「goo botmaker」のサービスリリースを目指して開発中。プロ、アマ問わず日本中のクリエイターやファンが、キャラクターのチャットボットを作り出せることを目指す。
「goo botmaker」のサービス公開に向けて、壽屋との共同プロジェクト「ファクトリーアドバンス・ゼロ」を本日より開始する。このプロジェクトでは、本年6月に劇場公開の人気アニメ「フレームアームズ・ガール」の世界観を再現するチャットボットを開発する。また、本日よりチャットボットの作成を体験できる研究員を募集する。
本プロジェクトで開発されるチャットボット「轟雷ゼロ(ゴウライゼロ)」は、アニメに登場するキャラクター「轟雷」が主人公との生活から感情を学んだように、研究員とのチャットから感情を理解していく。「轟雷ゼロ」は5月15日(水)に公開する。
「フレームアームズ・ガール」の世界には、人工知能(AI)以上に高度な人格を有する人工自我(AS:アーティフィシャル・セルフ)という概念が存在する。アニメでは、完全自律型の小型ロボットのフレームアームズ・ガールが主人公との生活からASを成長させていく姿が描かれた。gooは、この世界観に共感し、現実の世界で体験できる「ファクトリーアドバンス・ゼロ」に取り組む、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社壽屋(コトブキヤ)
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 清水 一行
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高163億7900万円、営業利益16億5600万円、経常利益16億円、最終利益11億300万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 7809