ドリコム<3793>は、4月23日、位置情報と3DリアルマップによるAR体験を実現するためのスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』のオープンテストバージョンをリリースした。
『AROW』はゲーム等スマートフォンアプリ開発で活用できる3DマップデータとPOIデータの提供を軸としており、『AROW』を利用することで、実際の位置情報と連動した3Dマップにゲームの世界観などを適用することができる。
『AROW』はドリコム新規事業開発部門「DRIP(ドリップ)」部が開発を手掛る新規サービスで、2018年8月のCEDEC 2018にて発表され、2019年中の事業化を目指している。
今回はオープンテストバージョンとして、『AROW』の基本的な機能提供と日本に対応したマップデータおよびPOIデータを無料で開発者に提供する、としている。
『AROW』オープンテストバージョンの概要
『AROW』オープンテストバージョンでは日本のマップデータとPOIデータを提供するとともにUnityでの編集を可能にするSDKを提供する。
『AROW』オープンテストバージョンで提供する主な機能は以下のとおり。
- 3Dリアルマップデータ(日本)
- POI※データ(日本)約40万件
- 経路探索機能
- 3Dモデル置換機能
- テクスチャ置換機能
- インテリアマッピング
SDKと合わせて、チュートリアルドキュメント、APIリファレンス、サンプルアプリを提供している。オープンテストバージョンは『AROW』ディベロッパーサイトに開発者登録(無料)することで利用可能。
なお、オープンテストバージョンの提供期間はプロダクションバージョンの提供までを予定している。プロダクションバージョンについても1万MAUまでは無料で利用できるという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793